
1階と2階が同じ形、面積でできている「総二階」の家は、効率よく敷地を使って間取りを作ることができるため、人気の家の形です。
総二階の間取りのプランニングは、1階と2階にそれぞれどの部屋を持ってくるかが難しい、という声もよくお聞きします。そこで今回は、ファンズライフホームの延べ床面積30坪~40坪前後の総二階の間取り実例を、間取り図付きでたくさん紹介します。
家族の人数や年齢、ライフプランが異なれば、最適な間取りも変わってきます。あなたの理想を実現する間取りづくりの参考になれば幸いです。
このコラムのポイント
- 一戸建てで延べ床面積30~40坪前後の総二階の間取り図実例が見られます。
- 3LDK~5LDKの間取り図事例から、自分の暮らし方に合った間取りの作り方が分かります。
30~40坪前後の総二階のおしゃれな間取り実例
実例1:43坪・4LDKの間取り
ご夫婦とお子さま1人の3人家族で暮らす4LDK、総二階の家の間取り図実例です。1階は18畳の横長LDK+8畳のリビング横和室で、とても広々したくつろぎのリビング空間が特徴です。浴室、脱衣所、トイレの水回りも1階にまとめて配置し、動線がよく家事ラクな間取りです。洗面脱衣所へは2ヶ所からアクセスできます。キッチン内の通路も広く、水回りとウォークスルークローゼット、LDKの移動が快適です。


LDK+リビング横和室が一体となる広々空間
2階は広めの個室が3部屋と、寝室に合計約7畳のウォークインクローゼット(納戸)を作りました。2階の家族の個室に余裕があり、各部屋の個別収納も多めに取っています。また、2階にもトイレと手洗い場があり便利です。

実例2:32坪・4LDKの間取り(北玄関)
道路が敷地の北西にある場所で北玄関、延べ床面積32坪・4LDKの間取り事例です。道路に面していない南側に縦長に約18畳のLDKを配置して明るいリビングをつくりました。全体的に部屋の目的と配置がマッチした効率的な間取りになっています。

キッチン裏に洗面脱衣所があるので、最短距離で移動でき、料理の合間に洗濯など効率よく家事ができます。

2階は6畳の子ども部屋が2部屋と8畳の寝室(ウォークインクローゼット3畳)に2階トイレが1つの間取りです。広いウォークインクローゼットは衣類はもちろん、季節のアイテムや家電など様々なモノを収納できます。

実例3:33.9坪・3LDK・ルーフバルコニーのある家(東玄関)
23畳の広々横長LDKが特徴的な、ご夫婦とお子さま1人の3人家族で約34坪、3LDKの間取り図実例です。東玄関から入ってホールではリビング、2階、キッチンの3つの動線があり、それぞれを回遊できる間取りになっています。玄関ホールからリビングを通らず直接キッチンへ行けるのでまとめ買いした食品を運ぶのもラクラク。

LDKの中でリビングの広さを重視し、ソファーやテレビのある空間と、お子様が遊んだりリビング学習したりできるキッズスペースにゾーン分けしています。
ボルダリング壁のある1階リビング

2階は5.3畳の子ども部屋が2部屋と7.5畳+3畳のウォークインクローゼットのある寝室が1部屋、そして6畳のルーフバルコニーを設けました。総二階なら、個室+吹き抜けや広いバルコニーを取り入れた2階の間取りもバランス良く作れます。

ベランピングができるルーフバルコニー

実例4:32坪・5LDKを実現した効率の良い間取り実例
32坪というコンパクトさと5LDKという個室の数を両立した間取り図実例です。階段下のスペースを洗濯機置き場にして、脱衣所にメイクコーナーを設けるなど、あらゆるスペースを無駄にしない間取りにこだわりました。

階段下を洗濯機置き場にした効率的な間取り

2階は4.5畳の個室が3部屋と6畳(+WIC3畳)寝室の合計4部屋にトイレと洗面所を確保しました。コンパクトながら空間を効率よく使った間取りになっています。

実例5:41坪・3LDKで収納充実の家
広々とした20畳の縦長LDKを確保しつつ、収納スペースもたくさん設けた4人家族・3LDKの間取り図実例です。2階のファミリークローゼットは合計7.5畳で1つのお部屋のような大きなスペースに、家族の衣類や季節用品、家電などをまとめて収納できます。

床暖房付きの20畳LDK


2階のファミリークローゼット

総二階の間取りは難しくない!間取り成功のポイント
30~40坪の総二階は3LDK・4LDKに最適
これまでの実例を見ていただいて分かるように、30坪~40坪前後の延べ床面積の総二階の家は、2階に個室を3~4部屋確保した3LDK、4LDKが実現しやすくなります。3、4人家族なら1人1部屋確保できる計算になりますが、夫婦で寝室は1部屋としたり、部屋を4.5畳と少し小さめにして分けたりすれば、5人以上で暮らすこともできます。ジャストサイズで3~5人家族で住める家なら、総二階の間取りはとてもおすすめです。
個室が多い・広い間取りに向いている
総二階の家は2階の面積が多めなので、一般的な間取りである1階にLDKと水回り、2階に個室を配置すると、個室を多め、広めに取ることができます。建築面積を抑えながら家族の個室を多めに作りたい場合に向いています。
3LDKなら2階リビングやインナーガレージ、吹き抜けを取り入れやすい
30~40坪の総二階は、2階の用途は個室だけに限らず、吹き抜けやルーフバルコニー、インナーバルコニーなど様々な間取りが考えられます。2階リビングにする場合や、1階の一部をガレージにする(インナーガレージ)場合は3LDK程度が最もバランスが取れます。
5LDKの場合は32坪~、4.5畳の部屋が複数
30~40坪前後で、個室を5部屋(5LDK)確保したい場合は、最低でも32坪以上の延べ床面積を目安にしましょう。また、仮に延べ床面積を32坪とするなら、それぞれの個室は4.5畳の大きさが目安になります。
パブリックとプライベートを意識して分けると◎
総二階の間取りは、リビングや和室などのパブリックスペースと、水回りやキッチン、個室などのプライベートスペースが混ざりあわないよう、意識してゾーン分けすると間取りがまとまりやすくなります。
間取り図や3Dパースを見たときに、実際に間取り図上で自分の動きを想像してみると、パブリックは玄関ホールに近く、プライベートは逆に奥まった位置にあると落ち着きを感じると思います。図面や3Dパースを見るときは、実際に家の中を歩いたり座ったりした時の感じ方を大切にしましょう。
まとめ|総二階の家は家族の人数やライフスタイルに合わせて柔軟な間取りが可能!
今回は延べ床面積30~40坪前後の総二階の家の間取り図実例をたくさんご紹介しました。数字上は狭いかも?と感じても、スペースを無駄なく使う間取り手法で、部屋数や収納も確保したゆとりある間取りが作りやすいのも、総二階の特徴です。
ファンズライフホームは創業100年以上の経験をもとに、お客様にピッタリなプランをご提案します。千葉県・茨城県の住まいづくりは、ぜひお気軽にご相談ください。