おしゃれなキッズスペースの間取り実例|リビング・ロフトを活用した子育てしやすい家
子育て世代の家づくりでは、子どもたちが遊びや学習しやすい「キッズスペース」をリビングに作りたい、と思っている方も多いのではないでしょうか。
「キッズスペースを作るとリビングが狭くなってしまうのでは?」「本当に使いやすいキッズスペースってどんな間取り?」と悩んでいる方もいるかもしれません。
今回は、新築で子育てに便利でおしゃれなキッズスペースの間取り実例をたくさん紹介します。
リビング内のキッズスペースはもちろん、ロフトやスキップフロア、2階ホールなどを活用した事例もありますので、間取りづくりの参考にしてくださいね。
目次
コラムのポイント
・一戸建てのキッズスペースの間取り実例が見られます。
・リビング、ロフト、スキップフロアなど空間を有効活用しリビングが狭くならない間取りのコツが分かります。
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■ リビングのキッズスペースの間取り実例
はじめに、リビング内やリビングに併設したキッズコーナーの実例を紹介します。お子さまが自由に遊びや学習しやすい間取りや、家族がお子さまを見守りながらお互いの時間を過ごしやすい工夫に注目です。
①小上がり、畳コーナーを活用したリビングのキッズスペース実例
リビングのキッズスペースにおすすめなのが、畳や小上がり和室を利用した間取りです。畳は裸足でも過ごしやすく、適度な弾力とあたたかみがあり、おもちゃで遊んでも細かな傷がつきにくいのが魅力です。引き戸などで仕切れるようにすれば、必要に応じて応接室としても使えます。
・床の一部を畳仕上げにしたお子さまに優しいリビング
ワンフロアLDKのリビングの一部を畳仕上げにしたキッズスペースの実例です。畳は足に柔らかく、冷たさを感じにくいのでお子様の遊び場に最適な床です。
リビングの掃き出し窓の側なので明るく風通しも抜群。キッチンからも見えやすいので家事をしながらお子さまの見守りができますよ。畳以外のフローリングも無垢材を使用しているので安心して自由に走り回れる空間になっています。
・リビング横の収納付き小上がり和室
ご夫婦とお子さま3人が暮らすおうちのリビング横に設けられた、小上がりの和室。LDKのどこにいても様子が分かりやすい間取りです。
2方向から出入りができるので、玄関からリビングを通らずに和室に入ることもできます。リビング側の引き戸を閉めれば、来客時の対応にも便利。収納スペースもあるのでおもちゃや来客用座布団など、様々なモノをしまっておけます。
・縦長LDKのリビングに併設した和室
こちらも子育て世代に人気の、リビング横の畳キッズスペースです。和室をつなげればLDKで25畳もの大空間になります。家族がそれぞれ自由にくつろぎながら、自然とお子さまを見守れる間取りや家具配置の工夫がポイントです。
②リビングの一角に設けるキッズスペース実例
・無垢フローリングで元気に遊べるリビング
リビングを子どもたちの遊び場としても使うなら、身体と心にやさしく安心な無垢フローリング仕上げもおすすめです。冬場も床が冷えにくく裸足で元気に遊べますよ。
・ボルダリング壁のあるリビングのキッズコーナー
リビングの横に設置したボルダリング壁のあるスペースがお子さまの遊び場に。上部は吹き抜けになっていて猫ちゃんのキャットウォークも兼ねています。
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■ ロフト・スキップフロアを活用したキッズスペース実例
・ロフトとリビングの畳コーナーが便利な自然素材の家
無垢材を使用したこちらの家は、キッズスペースとしても便利なロフトを設けました。照明や窓がついているので、時間を問わずに使えます。
・ロフトを活用したキッズスペース②
無垢材をふんだんに使った、ただ居るだけで心地よい自然素材の家です。キッズスペースとして使えるロフトも無垢材と塗り壁で安心して遊べます。窓や換気扇、コンセントがついているので快適性も抜群です。
2階は居室と廊下の役割を分けない間取りで、自由な場所で、それぞれの過ごし方でリラックスできます。
・多目的に使えるスキップフロアを活用したキッズスペース
スキップフロアは、階と階の間に設ける「0.5階」のスペースです。スキップフロアを作ることで新たな空間が生まれ、キッズスペースや収納など、居住面積を増やせます。上の写真は0.5階の床を作ることで上部はキッズスペースとしても使えるセカンドリビング、下部は収納スペースと空間を有効活用しています。
1.5階にあたるスキップフロアは階段の途中なので上部は吹き抜けになっています。天井が高く開放感があり、高窓からはたくさんの光が差し込む、快適に過ごせるスペースになっています。
2階の部屋からスキップフロアを見下ろせる障子窓も設置。1階のLDKと2階、どちらからもコミュニケーションの取りやすい工夫です。
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■ 2階ホール・吹き抜けを活用したキッズスペース実例
階段と各居室をつなぐ2階のホールを広めに取った間取り例です。通路の役割だけでなく、子供たちの遊び場としても重宝します。ちょっとしたカウンターデスクを置いても十分人が通る余裕があります。
■ キッズスペースの間取り・レイアウトのコツ
最後に、新築でキッズスペースを作る際の間取りのポイントを解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
・LDKから様子が分かりやすい場所に配置する
子育て中の方は、家の中で過ごすお子さまの居場所を把握しておけると安心、という方も多いのではないでしょうか。
今回紹介したリビング横和室やリビング内のキッズスペースは、キッチンで作業中やリビングでリラックスしている時もキッズスペースにお子さまがいるかが分かります。このように、キッチンやLDから見える範囲や音が届く距離などに注目して間取りを決めるとお子さまの様子が分かりやすく安心です。
・多目的に使えるプランニング
キッズスペース、使わないときや将来お子さまが自分の部屋で過ごすようになったときのことも考えてプランニングしておくのもポイントです。家事や接客など様々な用途に使えるような間取りにすると、暮らしやすさが向上し全体的なスペースの節約にもなります。
・LDKに作るなら目隠し・収納の工夫を
キッズスペースはおもちゃや絵本などたくさんのモノで溢れがちです。来客時などに目立たないように可動式の間仕切りや引き戸で目隠しできるようにすると便利です。
また、意外に忘れがちなのがおもちゃ類の収納スペースです。プランニング時にお子さま関連のモノの量を計算して、収納方法を決めておくと散らかりにくくお子さまもお片づけしやすくなります。
小上がりにする場合は小上がり下の引き出し収納が便利ですよ。
・傷がつきにくい、掃除しやすい素材を選ぶ
キッズスペースの床や壁は、汚れがつきにくく落としやすい素材にすると掃除がしやすく傷などが目立ちにくいのでオススメです。壁の一部をを黒板仕様にして、自由にお絵かきできるようにしても良いですね。
■ まとめ|おしゃれなリビングのキッズスペースは子育てのスタイルに合わせて間取りを考えよう
今回は、新築でおすすめのおしゃれで実用的なキッズスペースの間取り実例を紹介しました。家族が見守りやすい配置や、おもちゃの収納計画、多用途なプランニングなどの工夫で、リビングが狭くならずにお子さまも楽しく過ごせるスペースを作れます。
家族のライフスタイルによって、最適なキッズスペースはそれぞれ変わってきます。どんな風に家族と過ごしたいか、今の家で「もっとこうならいいな」という部分などをできるだけ具体的にして、快適なキッズスペースを実現してくださいね。
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ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター