モデルハウスの間取り見学で予算オーバーしてしまうワケ|千葉県の工務店が解説
新築住宅を検討する場合、ほとんどの方が工務店やハウスメーカーのモデルハウスを見学しに行きますよね。しかし、豪華なモデルハウスの間取りや設備を見ているうちに夢がふくらんで、つい予算オーバーにおちいるケースも少なくありません。暮らしやすい住まいになるのは良いことですが、予算が足りなくなっては本末転倒ですよね。
この記事ではモデルハウスで予算オーバーになってしまう理由や対策のコツ、活用のポイントなどを詳しく解説します。間取りごとの注目ポイントもご紹介しますので、モデルハウスに行く前に目を通してみてくださいね。
■モデルハウスを見ると予算が増えてしまう理由
■モデルハウス活用のコツ
■間取り別:モデルハウスの注目ポイント
■千葉県の平屋・二階建てモデルハウス
■モデルハウスを見ると予算が増えてしまう理由
実際にモデルハウスを見に行ってみて、当初の予算をオーバーしてしまったという体験談は多いですよね。まずはモデルハウスを見て予算が増えてしまう原因について見ていきましょう。
・多くの人を対象にしているため装備が多い
モデルハウスを見に行く方は、若い子育て世代の方から老後の暮らしを考える夫婦までさまざまです。モデルハウスは、性別・年代・家族構成が違うさまざまな方の参考になるようにたくさんの設備や間取りのバリエーションを盛り込んでいます。結果的に普通の家より便利でグレードの高い装備が多いため、見ているうちについ予算が増えてしまうというわけです。詳しくは活用のコツで説明しますが、本当に必要な装備だけを選ぶことが大切になります。
・住宅展示場のモデルハウスが豪華仕様なワケ
基本的に装備が多く高グレード仕様なモデルハウスですが、複数のハウスメーカーのモデルハウスが建ち並ぶ住宅展示場はさらに豪華仕様な場合が多いです。住宅展示場のお客さんは複数の会社を見て回るため、インパクトのある間取りやデザインで印象を残し、見積もり率を高めるためです。
施工店が独自に建てているモデルハウスよりさらに予算オーバーになりやすいので、利用する際は特に注意しましょう。
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■モデルハウス活用のコツ
住まいづくりにモデルハウスを活用して、良いマイホームを建てるためのコツをご紹介します。簡単に実践できるものばかりですから、モデルハウス見学の前におぼえておいてください。
・「本当に必要か?」という視点を持つ
モデルハウス見学で気に入った設備や間取りをどんどん盛り込んでいくと、簡単に予算オーバーになってしまいます。見積もり内容を決めるときは、一つひとつの設備に対して「本当に必要かどうか」を検証しましょう。
ユニットバスの浴室暖房機やキッチンの食器洗い乾燥機など、せっかくのオプションを使わなくなってしまうケースは少なくありません。必要ない設備にお金を払わないように、フラットな視点でモデルハウスを見学しましょう。
・実際の生活をシミュレーションする
モデルハウスを使って暮らしやすい間取りを作るためには、そこで実際に生活するシミュレーションをしてみることが大切です。ただ何となく見学するのではなく、朝起きてから会社や学校に行くまでのルーティーンや、キッチンでのお料理手順などを考えてみましょう。
シミュレーションの結果使いやすいと感じたものを採り入れることで、ライフスタイルに合わせた間取りに近づきます。不満や使いにくさを感じたポイントも、改善案として間取りづくりに活かしましょう。
・感じたことを記録する
たくさんの部屋を次々に見ていくと、最初に見たお部屋の感想を忘れてしまうことも少なくありません。箇条書き程度でも良いので、サッとスマートフォンにメモを取っておくと後から見返して思い出すことができます。せっかく時間を使って感じたことですから、忘れないようにして住まいづくりに活かしましょう。
・会社の雰囲気も感じ取る
間取りやデザイン、構造など建物自体をチェックするのも大切ですが、モデルハウスにいるスタッフとのやり取りから会社の雰囲気もチェックしてみましょう。なかなか無いとは思いますが、冷たい態度や失礼な態度を取るスタッフがいる会社は避けるべきです。いろいろ質問してみてしっかり答えてくれる場合、実際の住まいづくりでも専門的なサポートが期待できるでしょう。
・家電や家具の寸法を控えていく
いまのお住まいから新居に持っていく予定の家具・家電がある場合、寸法を控えていくのがおすすめ。モデルハウスの間取りと照らし合わせることで寸法のイメージをつかむのに役立ちます。実際の間取りでも「テーブルに合わせてリビングは広く」といった具体的な設計をすることができます。
・気になったことは質問する
間取り・デザイン・構造・機能など、ただ見学するのではなく気になったことは何でも聞いてみる姿勢が大切です。「素人考えだから…」と物怖じせず、目について疑問に思ったことは何でも聞いてみましょう。知らなかった機能や工夫が分かると、実際に間取りを考えるときにも役立ちます。質問に対するスタッフの回答から、会社のレベルや雰囲気も感じ取ることができます。
・家族全員で見学する
スケジュールの都合もありますが、モデルハウスの見学にはなるべく家族全員で行きましょう。住まいづくりはそこに暮らす全員の意見をまとめてバランスを取っていく作業です。誰かの意見が通らず不満を抱えている状態では、家族全員が快適に暮らすことはできません。全員で見て感じたものを話し合い、共有することが良いマイホームづくりにつながります。
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■間取り別:モデルハウスの注目ポイント
モデルハウス見学でチェックすべきポイントを、間取り別にそれぞれ解説します。
・リビング
住まいの中でも長い時間を過ごすリビングでは、リラックスして過ごすための快適性に注目しましょう。リビングが何畳か確認して実際の広さを体感することで、数字とイメージのズレを修正することができます。「もっと広い方が良いな」「もう少し狭くても大丈夫」といった微調整ができるようになると、間取りづくりに役立ちます。
解放感に大きく影響する窓の位置や配置にも注目しましょう。テレビやソファの配置も参考になりますので、自宅のインテリアと比べてみてください。
・ダイニング/キッチン
毎日の食事を支えるダイニングキッチンは、実際に立ってみてお料理と配膳の効率をチェックしてみましょう。設置されているキッチンのレイアウトも、実際に立ってみると図面では分からない雰囲気までつかめます。キッチンのキャビネットを実際に開け閉めしてみて、収納量や使い勝手も参考にしたいところ。
・ユニットバス/洗面/トイレ
水回り設備については、使い勝手とお掃除のしやすさについて注目しましょう。浴槽に入ってみてサイズを確認したり、洗面の前に立って顔を洗うシミュレーションをしたり、実際のシーンを想定してみてください。水場は汚れが溜まりやすいため、お掃除に対する工夫も注目ポイント。設備自体の清掃性はもちろん、床・壁の素材についてもチェックしてみましょう。
・玄関
住まいの顔となる玄関スペースは、広さと収納量に注目してみてください。玄関に置くのは靴だけではなく、お子さんのおもちゃやスポーツ用品など、さまざまなアイテムが考えられます。モノがあふれてしまうとごちゃごちゃして来客時に慌ててしまいますので、広さと収納量を参考にしてスッキリした玄関に仕上げましょう。
・収納
新築の不満ポイントとしてよく挙げられる収納については、しまう物の量や使い勝手、場所についてしっかりチェックしましょう。各部屋の収納の場所やサイズ、ファミリークローゼットなどの共有タイプ収納など使い方にも注目です。「このクローゼットには服がこれくらい入る」など実際の利用シーンを想定してみましょう。
・構造/工法
モデルハウスによっては、壁裏や床下など見えない部分の構造や工法まで公開していることもあります。長年暮らすための耐久性や、快適に暮らすための断熱性など目に見えない部分もしっかり確認しましょう。構造や工法についての展示がない場合は、積極的にスタッフに質問してみてください。「地震対策はどんなものがありますか?」「床下は湿気が溜まりやすいって聞いたのですが?」など、専門的な知識がなくても思ったことを質問すればOKです。
■千葉県の平屋・二階建てモデルハウス
モデルハウス活用の取り組み方やテクニックをご紹介してきましたが、千葉県で新築をお考えなら、ぜひファンズライフホームのモデルハウスもご活用ください。
私たちファンズライフホームは、千葉県の香取市に二階建てのモデルハウスと、住宅業界でも珍しい平屋のモデルハウスをご用意しています。
2020年9月にオープンしたばかりの2階建てモデルハウスは、シューズクロークやウォークスルークローゼットなど主婦目線の家事ラク間取りをたくさん盛り込んでいます。毎日の暮らしに役立つアイデアをたくさん体感して頂けますので、子育て世代の方はぜひご活用ください。
平屋モデルハウスでは、広いお庭やウッドデッキなど二階建てにはないライフスタイルも体感して頂けます。ワンフロアの屋内とお庭が自然につながるゆとりの間取りを、ぜひチェックしてみてください。
どちらのモデルハウスも事前予約制で、スタッフがしっかりご案内・ご説明をさせていただきます。間取りやデザインのご質問はもちろん、住宅ローンや土地探しといった住まいづくりに関することはなんでもご相談いただけます。住まいづくりのはじめの一歩として、情報収集をするつもりでお気軽にご利用ください。
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■まとめ:モデルハウスはポイントを抑えた活用で住まいづくりに活かす
間取りやデザインの参考になるモデルハウスは積極的に活用したいところですが、気をつけないと予算オーバーになってしまうことも多いです。必要な物を必要なだけ採り入れ、ジャストサイズで暮らしやすいマイホームを目指しましょう。
ファンズライフホームは創業120年以上の住まいづくりで培った経験をもとに、お客様の住まいづくりをサポートいたします。平屋・二階建て・子育てハウス・終の棲家など、どんなお住まいもお任せください。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター