家を建てるタイミングはいつが良い?|貯蓄や子どもの年齢からベストタイミングを見極めよう
いつかはマイホームを持ちたい!と考えている方は、
「何歳くらいで家を建てる?タイミングが知りたい!」
「貯蓄はいくらあれば良いの?」
「子どもの年齢は家づくりに影響する?」
など、家づくりを始めるタイミングで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、「マイホーム」をぼんやりとでも考え始めた人にまず読んで欲しい、家を建てるベストなタイミングについて詳しく解説します。
目次
コラムのポイント
・注文住宅を新築する人の平均年齢や年収、建築費用、住宅ローンの負担率などのデータが分かります。
・出産前や妊娠中、入園、小学校入学など、子どもの年齢が家づくりのタイミングにどう関わるかが分かります。
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■ データで見る!みんなは何歳くらいで家を建てている?
国土交通省の令和2年度住宅市場動向調査から、注文住宅で家を建てた人の様々な情報・相場をまとめてみました。
調査によると、新築で注文住宅を建てた世帯の世帯主の年齢は「30歳代」が最も多く、45.8%の人が30歳代で家を建てています。次に多いのが「40歳代(21.4%)」、3番目が「30歳未満(13.1%)」と続き、平均年齢は40.4歳でした。
30歳代から40歳代の働き盛りで、子どもを持つ予定の世帯なら、出産前や年齢が低いうちにマイホームを建てているイメージですね。
・平均年収はどれくらい?
また、注文住宅を取得した世帯の世帯年収(税込み)は、全国で「400万~600万未満(26.1%)」、三大都市圏は「600万~800万円未満(23.5%)」の世帯が最も多く、平均世帯年収は全国で738万円、三大都市圏で804万円となっています。
・ローンの有無と自己資金率
同じ調査では、注文住宅取得世帯において住宅ローンがある割合は、全国で76.1%、三大都市圏で74.2%と、全国、三大都市圏ともに7割以上の世帯が注文住宅取得時に住宅ローンを利用しています。
注文住宅の新築の住宅建築資金の全国平均は3,184 万円で、借入金の平均は2,449万円、自己資金の平均は735万円、自己資金比率は23.1%という結果となっています。
また、注文住宅を土地を購入して建てた人の土地購入資金は、全国平均で1,545 万円。このうち借入金の平均は944万円、自己資金の平均は600万円、自己資金比率は38.9%でした。
住宅ローン年間返済額は、全国平均で124.7万円で、年収に対する住宅ローンの返済負担率は全国平均で17.9%となっています。
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・自己資金の調達方法は?
自己資金が少なく、住宅ローンの借入額が多くなると、毎月の返済で家計への負担が重くなり、生活が苦しくなってしまう可能性があります。せっかく幸せになるためにマイホームを建てても、建ててから家計が苦しい中で生活し続けるのは避けたいですよね。
今回紹介した調査では、注文住宅の新築をした人は自己資金を20~30%用意して建てていることが見えてきました。自己資金割合が2割を切ると、返済が重くなりやすいので、自己資金はできるだけ総費用の20~30%は用意したいところです。
そして、用意できる自己資金から、家づくりにかける予算を決めると安心です。例えば、自己資金が500万円なら、家づくりにかけられる総費用は1500万円~2500万円ということになります。
自己資金を増やすには、「財形住宅貯蓄」を利用したり、親からの資金援助を受ける方法などがあります。親から資金援助を受ける場合は、贈与税の特例の利用や建物を嫌と共有名義にするなどの方法で贈与税を軽減できます。贈与を受ける前に方法とメリットをチェックしてから資金援助を受けると税金を抑えられます。
資金計画については下記の動画もぜひ参考にしてください。
また、住宅ローン選びには、住宅金融支援機構や民間金融機関の住宅ローンシミュレーションサイトを利用すると便利です。
参考:住宅金融支援機構「住宅ローンシミュレーション」
シミュレーションサイトでは、各金融機関の金利タイプや返済期間、ボーナス払いの設定、ローンの諸費用などを想定した毎月の返済額の目安を比較シミュレーションできるので、合わせてチェックしてみてください。
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■ 子どもの年齢は家づくりのタイミングに影響する?
ファンズライフホームで家づくりをされる方は、20~30代の働き盛りの世代が多く、お子さんの出産や入園、入学などのタイミングが家づくりのきっかけになったという方はたくさんいらっしゃいます。
お子さんの年齢は家づくりのタイミングにどう影響するのか、ベネッセの「ウィメンズパーク」会員に対するアンケート調査結果を紹介します。
アンケートによると、マイホーム購入時の第1子の年齢は
- 妊娠前 15.8%
- 妊娠中 7.6%
- 0~2歳 36.9%
- 3~5歳 22.4%
- 6~8歳 10.3%
- 9~11歳 4.0%
- 12歳以上 3.0%
という結果が出ています。
出典:SUUMOジャーナル
※調査年:2012年 調査対象:『ウィメンズパーク』会員のうち、2006年1月以降に住宅購入の経験のある25~49歳の既婚女性2,038名
アンケート調査では小学校入学前よりもさらに前の「第一子が0~2歳」のタイミングで家を建てている人が最も多いことがわかりました。「妊娠前」も15.8%と1割を超えています。そして、実に8割以上の既婚世帯が第一子の小学校入学までにマイホームを購入・建築しているという結果になりました。
小学校入学前にマイホームを購入した人は、「小学校を転校させるのはかわいそう」「子ども机を置くのに前の住まいでは狭い」という理由が多く、できれば小学校からできたお友達と長く関係を築いて欲しいという気持ちがあるのではないでしょうか。
また、小学校入学と同時に本格的な宿題、学習スペースが必要になることも多く、家の購入や建て替えをするきっかけになると考えられます。
また、第一子が小学校入学よりもさらに前、妊娠前や0~2歳の時にマイホームを購入した人は「幼稚園や保育園の集団生活も大切、園でできたお友達と離れさせたくない」「子供を妊娠する前に落ち着いた環境やゆとりのある住まいに変えたかった」などが主な理由です。
アンケートの声も参考に、ご自身の家族の将来を見据えて最適なタイミングを考えてみてくださいね。
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■まとめ|どんな家を誰のために建てたいか?ライフプランからはじめてみよう
今回は、マイホーム計画の基本の「き」、家を建てるタイミングの考え方について解説しました。
お子さまの出産、入園、入学などの時期や、今住んでいる賃貸の更新時期、貯蓄金額、希望の土地が見つかったタイミングなど、家づくりはそれぞれの家族にベストな時期があります。
まずは、「なぜマイホームが欲しいのか?」「誰とどこで、どんな暮らしをしたいのか?」「家族はどんな夢を実現したいのか?」など、家族1人1人のライフプランを具体的にすることが、家づくりのタイミングを見極める第一歩になります。
ファンズライフホームは創業100年以上の経験をもとに、お客様にピッタリなタイミング、土地、プランをご提案します。千葉県・茨城県の住まいづくりは、ぜひお気軽にご相談ください。
ファンズライフホームのYoutubeチャンネルでは、家づくりや土地探しのコツを分かりやすく解説しています。合わせてぜひご覧下さい。
■ 定額制自由設計プランで、コストを抑えて理想の住まい♪
ファンズライフホームでは、坪数に応じた定額制の住まいづくり「JUKE BOX」をご用意しています。30坪以下のコンパクトな間取りを、1000万円台で自由に設計できるおすすめのプランです。
価格だけでなく耐震・省エネなど性能面にもこだわった、私たち自慢のプランですので、こちらもぜひチェックしてみてください♪
JUKEBOXの建築事例一覧
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター