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【茨城の工務店解説】自然素材の家で後悔を防ぐポイント

自然素材が気持ち良い注文住宅

おしゃれで健康に良い自然素材は、自由な設計の注文住宅を建てるならぜひ取り入れたいものの一つですよね。無垢フローリングや珪藻土などにはたくさんのメリットがあるものの注意すべきデメリットもあり、建ててから後悔したという声も少なくありません。

そこで今回は、自然素材の家を建てる際に後悔につながりやすいポイントを解説。対策なども詳しく説明しますので、自然素材に興味がある方はぜひ参考にしてください。

目次


◼自然素材の家のメリット
◼自然素材の家のデメリット
■自然素材の家でよくある後悔
■自然素材の家は施工力のある工務店で


 

◼自然素材の家のメリット

無垢材が気持ち良いキッチン

まずは自然素材を住まいに使った時のメリットについて見ていきましょう。自然素材には見た目の良さ、耐久性、健康維持など様々なメリットがあります。ご自身の状況と当てはめてメリットが大きいと感じたら、ぜひ導入を検討してみてくださいね。

 

・アレルギーを抑える

自然素材が持つメリットの一つとして、アレルギーなどの健康被害を軽減するという点が挙げられます。

 

ビニールクロスや合板のフローリングなど、一般的な建材には少しずつ接着剤や保護剤などの化学物質が含まれています。法律により化学物質の量は規定されているため多くの方には影響がありませんが、敏感な体質の方はアレルギーやシックハウス症候群を発症するケースも。

 

無垢フローリングや珪藻土、漆喰などは含有する化学物質が規定よりはるかに少ないため、こうした健康被害の軽減が期待できます。ご家族に敏感な体質の方が居る場合や、これからお子さんが生まれてくる方にとってはメリットの大きい建材です。

 

・メンテナンスで長く使える

自然そのものから作り出した建材は耐久性が高く、適切なメンテナンスをすることで長く使えるというメリットもあります。

 

例えば無垢フローリングは丸太から切り出した1枚板のため、多少の傷がついても研磨して美しさを取り戻すことができます。使い込んで見た目が悪くなったら交換することになる合板フローリングと比べると、かなり長い間使うことが可能。

 

数百年前に建てられたお城や寺院など、古い建物の床にも無垢の床材が使用されています。使い込むほどビンテージ感が出て愛着がわいてくる点も自然素材の特徴。色合いや触り心地の変化も楽しめて、ビンテージスタイルが好みの方にはたまらないデザインに仕上がるでしょう。

 

・高級感がありおしゃれ

画一的に造られた工業製品と違い、一つひとつ素材から切り出している自然素材は、意匠性の高さが魅力の一つ。一つとして同じ材料はないため、組み合わせ次第で世界に一つだけのオリジナルデザインを作れる点も大きなメリットです。おしゃれなカフェや雑貨屋さんなど、無垢フローリングや漆喰壁など自然素材を活用している素敵なデザインは多いですよね。いつも行くお気に入りのお店などがあったらよく観察してみて、自然素材の使い方を自宅にも採り入れてみて下さい。

 

・調湿/空気清浄作用がある

無垢フローリングや珪藻土などの自然素材は、建材として加工された後も呼吸する性質があり、お部屋の空気を快適に保つ効果が期待できます。例えば湿気が多い日は余分な水分を吸い込み、空気が乾燥する日は保持した湿度を放出してくれます。カビやダニの発生を抑えやすく、空気清浄機などを使わない自然で快適な空気を保てるのが特徴。

 

また、フローリングや建具などの無垢木材は気持ちの良い木の香りがするため、森林浴のようなリラックス効果も。ログハウスのような自然な雰囲気が好きな方は、木の香りに包まれて快適に過ごすことができるでしょう。

 

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◼自然素材の家のデメリット

無垢の建具を使った居室

メリットがたくさんある自然素材ですが、注意すべきデメリットも持っています。両方把握してから選択することで、後悔や失敗を防ぎましょう。

 

・初期費用が高い

工業製品的に造られる一般建材と比べると、自然素材は建材そのものの価格と施工費が高くなり、建物の初期コストも比例して高くなりがちです。

 

薄い木を何枚も張り合わせて造る合板フローリングは、一枚の木を無駄なく使いきることができます。一方、丸太から一枚板を切り出す無垢フローリングは端材のロスが出てしまう事は避けられません。一枚当たりの価格にロス分が反映され、結果的に価格が高くなります。

 

施工についても自然素材は工程が多くかかるため、総額の施工費は高くなります。壁や天井に用いる珪藻土や漆喰は現場で加工しながら仕上げるため、どんどん貼っていけるビニールクロスと比べると時間がかかります。

 

しかし、前述したとおり長期間使用できるのが自然素材の特徴ですから、建物を寿命まで使うとランニングコストはかえって安くなるケースも。あくまで初期コストが高くなるという点は把握して、自然素材を採用するなら少し多めに予算を見積もっておきましょう。

 

・傷や汚れがつきやすい

素材の触り心地や風合いも楽しむ自然素材は強いコーティングをしていないものが多く、凹みや傷がつきやすい点はあらかじめ把握しておく必要があります。

 

無垢フローリングは使っている木の特性にもよりますが、柔らかい木の場合引きずり傷がつきやすい製品もあります。また、木特有のやさしい触り心地を残すため浸透性の塗装をしている製品も多く、汚れが染み込みやすい特徴も。ハードなコーティングを施している製品もありますが、化学物質を含んだり触り心地が楽しめなかったり自然素材のメリットを活かせません。

 

塗り壁仕上げの珪藻土や漆喰もひっかき傷には弱いため、新築してすぐのうちは目につくことが多いです。

 

ただし、表面と中身が同じ自然素材は、傷がついても研磨して表面を平らにして修正することも可能。ビニールクロスは破けたら張り替えるしかありませんが、珪藻土や漆喰は細かい傷ならほとんど目立たなくすることもできます。無垢フローリングも同様に研磨修正することができるため、小さなお子さんが物を落とすことが多いご家庭も安心。長年使うと、一般建材より自然素材の方が美しさを保てるケースが多いです。

 

・ヒビや割れが出やすい

ほとんどの建材は温度や湿度の変化で膨張伸縮しますが、単一素材である自然素材は影響が大きく、季節を越えるとヒビや割れが発生しやすくなります。一枚板の無垢フローリングは経年変化による反りや、節目周辺の細かいヒビなどが出やすいです。

 

こうした軽微なヒビや割れは、構造や建材の耐久性に影響するものではありません。あくまで見た目上の問題であり、歴史的建造物のように「趣のある質感」として楽しめるものです。しかし、工業製品のような均一な仕上がりを求める方にとっては、あまり好ましくない場合もあります。自然素材を選ぶのであれば、こうした経年変化による見た目の変化も知ったうえで後悔の無いようにしましょう。

 

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■自然素材の家でよくある後悔

メリットもデメリットもある自然素材は、適材適所で上手に使うことが大切です。住まいに自然素材を使う際後悔につながりやすい例をチェックして失敗を防ぎましょう。

 

・漆喰/珪藻土の壁がボロボロに…

壁面の漆喰や珪藻土仕上げはビニールクロスと比べて質感が高く、おしゃれなデザインを作りやすいですが、前述したように傷がつきやすい弱点もあります。頻繁に出入りする出入り口付近などは、体や荷物がぶつかって傷がたくさんついてしまう事も多いです。つい手をついてしまう壁は、手の皮脂や汚れで黒ずんでくることも少なくありません。

無垢材を活かした内装

ある程度の汚れや傷も味わいになるのが自然素材の特徴ですが、あまりに集中するとみすぼらしく見えてしまう事も。このような場所の場合、全面を塗り壁にするのではなく腰の高さまで無垢材やパネル材を組み合わせるのがおすすめです。傷や汚れに強い素材で見栄えの悪化を防ぎ、上下の素材が変わることでゴージャスな印象も演出できます。カラーを変えることで様々なテイストを出せて、おしゃれに仕上げられるメリットも。漆喰や珪藻土を検討する際はぜひ採り入れてみてください。

 

・床がギシギシ鳴り出した

一枚板である無垢フローリングは季節による伸び縮みが大きく、住み始めて季節を越えるとギシギシ音が鳴り出すことがあります。音がするだけで耐久性には影響がないのですが、歩くたびに音が鳴るとやはり気になるもの。

無垢フローリングのLDK

無垢フローリングで音が鳴る原因で多いのは、施工時の技術力不足です。伸縮幅の大きい無垢材は、将来の膨張を見越して厚紙一枚分のすき間を開けなければなりません。こうした精密な作業は無垢材に慣れている大工さんでないと難しいため、経験の少ない職人さんが建てると音が鳴りやすくなります。次の項目で詳しく解説しますが、無垢材を使う際は木の扱いに長けたベテランの職人さんがいる工務店を選びましょう。

 

■自然素材の家は施工力のある工務店で

自然素材の和室

前の項目でも少し触れましたが、自然素材を正しく施工するには高い技術力が求められます。最近は工具の進化や扱いやすい建材の普及によって職人さんのデビューが早まっていますが、自然素材を選ぶなら腕の良いベテラン大工さんがいる工務店を選ぶようにしましょう。

 

工務店の技術力をチェックする方法はたくさんありますが、施工事例を見てみるのが一番わかりやすいでしょう。住む人に合わせた様々なデザイン・間取りが多い工務店は、良い大工さんを確保している可能性が高いです。現場ごとに毎回違う作業が求められるため、経験のある大工さんでないと対応できないためです。

 

ファンズライフホームは千葉県成田市を本拠地として120年続く歴史をもとに、腕の良い職人さんと技術を継承しています。お施主様のご要望に細かく応え、自然素材もしっかりていねいに仕上げますよ。様々な施工事例や、自社設計・施工のモデルハウスもご用意しておりますので、私たちの施工力をチェックしてみてください。

 

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