令和時代は小さい平屋でコストを抑えた暮らし|千葉県のおしゃれな平屋間取り実例
お子さんが巣立った後の夫婦二人の生活など、平屋の新築を検討する方が増えています。コストを削減しやすく老後も安心なコンパクト平屋は、ほかにもたくさんのメリットや魅力が。今回は、小さな平屋にスポットを当てて、間取りの工夫や施工写真などをご紹介していきます。
目次
■若い世代こそコンパクトな住まいがおすすめなワケ
■平屋×コンパクトな間取りのすすめ
■小さな平屋の施工実例
■小さな平屋の間取り注意点
■おしゃれな平屋の作り方
■小さな平屋はこんな人におすすめ
平屋の家『粋快・優雅』の建築事例一覧
■若い世代こそコンパクトな住まいがおすすめなワケ
住まいづくりを考えたとき、なるべく大きな土地に広い家を建てるのが理想と考える方は少なくありません。しかし、ライフスタイルが大きく変化している今こそ、若い世代の方にもコンパクトな住まいがおすすめ。
インターネットとスマートフォンは電子書籍の普及をもたらし、かつて一般的だった本棚スペースは不要になりつつあります。文部科学省が取り組んでいるデジタル教科書が普及すれば、子供部屋の学習机が必要なくなるかもしれません。最近は固定電話を置くご家庭も減ってきているため、電話台なども見かけなくなりましたね。
こうした変化によって、昔と比べてコンパクトなスペースでも快適に暮らすことができるようになりつつあります。老後のご夫婦暮らしはもちろん、これから子育てに臨む若い世代の方も、コンパクトな住まいを検討するメリットは大きくなっています。次の項目で詳しく見ていきましょう。
■平屋×コンパクトな間取りのメリット
まずは平屋をコンパクトに仕上げるメリットや魅力についてご紹介していきます。
・建築コスト/メンテナンス面で有利
必要最小限のコンパクトな間取りは床面積を減らせるため、そのまま建築コストの軽減に直結します。仮に坪単価50万円で2坪(畳4枚分)のスペースを削れば、100万円もコストを節約できます。間取りに工夫すれば、住み心地を犠牲にすることなくローコストな平屋を建てることも難しくありません。
さらに、外壁や内装など仕上げ部の面積も全体的に減るため、外壁塗装や内装の張り替えなどメンテナンスコスト面でも有利。お掃除面積も少なくなりますので、家事にかかる時間コストを減らせるのもありがたいポイントですね。
・洗濯や家事が楽ちん
階段の上り下りがなく、移動距離が短いコンパクト平屋なら、毎日の洗濯や買い物などの家事がらくらくこなせます。洗濯かごを持って二階のベランダに行く動作や、思い買い物袋を冷蔵庫まで運ぶ動作を軽減できるのは大きなメリット。すべての行動がワンフロアで完結する平屋と、すみずみまで手が届くコンパクトな間取りは相性抜群です。
・将来の老後暮らしに有利
階段がなくバリアフリーで作れる平屋は老後も暮らしやすいのが大きなメリットですが、コンパクトにつくるとさらに老後の暮らしに有利です。足腰が弱ってきた際も少ない移動で済むため、転倒リスクを軽減できます。寝室やリビングなどどの部屋からも外部への動線を作りやすいため、デイサービスなどの利用時にも有利です。
・子育ての目が届きやすい
ワンフロアで家族同士の距離が近いコンパクト平屋は、赤ちゃんや小さいお子さんが居る家庭にもピッタリ。お料理や洗濯物などの家事をこなしながらお子さんの様子をチェックしやすいため、子育てと家事を両立できます。必ずリビングを通る間取りとの相性も良いため、思春期を迎えたお子さんの様子も把握しやすいです。自然とコミュニケーションが生まれやすいので、難しい時期の子育てにも役立つでしょう。
・家のすみずみまで光が届く
一階の床面積が広くなる平屋は、建物の中心にいくほど光や風が届きにくくなるのがデメリットですが、コンパクトな間取りなら改善できるのもメリットの一つ。全体をぎゅっと凝縮して窓から遠い部屋を無くせば、家全体が明るく、風通しもよくなって気持ちよく過ごせます。
・緊急時に避難しやすい
深夜に地震で目が覚め、緊張のひと時を過ごしたことはありませんか?二階のお部屋で寝ていると、避難するときのことを考えてしまいますよね。コンパクトな平屋の間取りは、地震や火事などの緊急時に避難しやすい点はメリットといえます。階段がないため、窓を開ければすぐ外に出られるのは安心ですね。小さなお子さんや足の悪いご家族がいても、スムーズに避難することができます。
平屋の家『粋快・優雅』の建築事例一覧
■小さな平屋の施工実例
ファンズライフホームが茨城県で実際に建築したコンパクト平屋の実例をご紹介します。
実例①
施工主様情報 | O様 |
延床面積 | 31.1坪 |
竣工 | 2020年7月 |
家族構成 | 夫婦、子供1人 |
約30坪のコンパクトな平屋でも、暮らしやすくなる間取りアイデアがたくさん♪二つある洋室はリビングから離れた位置に配置し、生活音が気にならないように工夫しています。
ウォークスルークローゼットとリビングで平屋の中心を一周できる動線も、家事効率アップにつながります。
LDKは一直線の配置にして奥行を強調し、勾配天井で開放感もアップ♪家族みんなが集まっても圧迫感のない空間になりました。
リビングに隣接する小上がりの和室は、利用シーンに合わせて個室とオープンを切り替えられます。床下収納はリビングの片付けがすすむ家事ラクアイデア♪
【事例詳細】⇒ワンフロアの快適さ。家全体が心地よくつながる平屋の家
実例②
施工主様情報 | 茨城県神栖市 S様邸 |
延床面積 | 23.24坪 |
ほかにもたくさんの平屋建築事例を公開しています。
平屋の家『粋快・優雅』の建築事例一覧
■小さな平屋の間取り注意点
・移動動線
お部屋同士が近く移動効率の良いコンパクト間取りですが、家族同士の移動動線が交差すると混雑して使いづらい間取りになってしまいます。特に朝の洗面やトイレなど、身支度で混み合うエリアは、移動動線について注意が必要です。
コンパクトな間取りで混雑を防ぐためには、行き止まりを無くし回遊性を高めるのが有効なテクニックです。洗面所の出入りを2つ設けたり、キッチンから洗面に抜けられるようにしたり、実際の移動シーンを考えて工夫しましょう。
【関連コラム】⇒【間取り図あり】25~40坪で家事動線の良い間取り・7つのアイデア|ランドリールーム・家事室のある家の実例も
・収納の量
小さな平屋は床面積が小さい分、収納の量を確保するために若干工夫が必要です。ただ収納をたくさん作るだけでは床面積を圧迫して、居室が狭くなってしまいます。居住性と収納量を両方確保するためには、デッドスペースを活用するのがおすすめ。
二階が無く天井高を上げやすい平屋は、小屋裏収納やロフトなど床面積を節約して大きな収納を作りやすいです。扇風機・ストーブといった季節家電など、出し入れ頻度の少ないアイテムをしまうスペースにしましょう。
【関連コラム】⇒収納をうまく使ったコンパクトな新築平屋を|千葉・茨城の建築実例も紹介
・プライベートスペース
家族の顔が見えやすいのはコンパクト平屋の大きなメリットですが、プライベート空間を確保しづらい点には注意が必要です。
特にリビングなど、同じ空間に居ながら別の過ごし方をすることもある空間には工夫が求められます。縦の空間を活用しやすい平屋は、ロフトやスキップフロアとの相性が良いため、目線を少し変えるとそれぞれ過ごしやすくなります。リビング内の小上がりスペースなど、ちょっとしたゾーニングで気分を変えるのもおすすめ。
広いお庭に面したウッドデッキを設ければ、天気の良い日はプライベート感のあるオープンテラスに。読書や音楽鑑賞など、ゆったり一人の時間を過ごすのにピッタリです。様々な間取りのテクニックでプライベートスペースを作ることができますので、ライフスタイルに合わせていろいろ考えてみましょう。
平屋の家『粋快・優雅』の建築事例一覧
■おしゃれな平屋の作り方
平屋をおしゃれに仕上げるためには、2階建ての住まいとは少し違った取り組みやテクニックが必要です。
・吹き抜けやロフトなど高さのある間取り
二階の床がない平屋は、吹き抜け・ロフトといった屋根裏の高さを活かした間取りとの相性が抜群。開放感が出て床面積以上の広さ演出できるため、コンパクトな平屋でも狭さを感じさせないのも大きなメリットです。
照明器具の配置や種類にバリエーションが出て、ライティングにこだわれるのもおしゃれ度アップにつながります。ムーディーなリビングで食事をとったり、映画を見たり、様々な楽しみ方ができるおすすめの間取りです。
【関連コラム】⇒吹き抜けリビングのある平屋のメリット・デメリットと間取り実例
・郊外の広い土地を探す
平屋といえば、広いお庭や余裕のある玄関アプローチを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。お庭づくりや家庭菜園などにもこだわり、おしゃれな平屋に仕上げるなら郊外で広めの土地を探すのがおすすめ。
周囲の建物が遠い郊外エリアなら、高さの低い平屋もたっぷり日差しを取り入れることができます。コンパクトでおしゃれな平屋を目指すなら、ぜひ郊外の広い土地を検討してみてください。
■小さな平屋はこんな人におすすめ
あくまで一例ですが、小さな平屋の暮らしにマッチするライフスタイルをいくつかご提案してみます。ご家族の状況と照らし合わせて、平屋暮らしをイメージしてみてくださいね。
・子供が巣立って老後の2人暮らし
進学や就職でお子さんが巣立った後の夫婦2人暮らしの住まいでは、必要最小限のコンパクトな間取りが大人気です。階段がないコンパクト平屋は、ワンちゃんを飼う際も転倒によるケガの心配が無い点も魅力的。
・これから出産&子育て
前述したようにワンフロアで家族のコミュニケーションが届きやすい平屋の間取りは、子育て面でもメリットが大きいです。よちよち歩きを始めるころにありがちな、階段の転落事故の心配がないのも安心ポイント。出産を控えている方も、妊娠中に階段を上り下りするなどの負担がないため、普段通りの生活を送りやすいです。
・お庭で自然を感じたい
地面との距離が近い平屋の生活は、お庭に植えたお花やシンボルツリーなど、自然を感じるライフスタイルが好きな方におすすめ。寝室やリビング、どこからでもお庭を眺めやすく、いつでも庭に出てお手入れができるのもいいですね。
朝目覚めたら寝室からすぐお庭に出てお花に水をあげるなど、自然と触れ合う生活も良いものですよ♪建物自体が小さければ土地に余裕が生まれやすいため、お庭を確保しやすいのも自然派の方にはうれしいポイントです。
・余計なモノを省いたミニマリスト生活
広いスペースがあるほど、つい余計な買い物をしてしまいアイテムは増えていくもの。必要最小限のコンパクト平屋は、無駄を省いたミニマリストスタイルの方にピッタリです。物を買うとき「本当に必要な物か?」と検討するクセが付くため、余計な出費を抑えて効率的な暮らしを送れます。気が付いたら使わないアイテムが溜まっているという方も、コンパクト平屋でライフスタイル改革を目指してみてはいかがでしょう?
平屋の家『粋快・優雅』の建築事例一覧
■まとめ:コンパクト平屋はライフスタイルに合わせるのがコツ
省コストで効率的な生活が送れる小さな平屋は、さまざまな世代の方におすすめの間取り。使いやすくおしゃれに仕上げるためには、ライフスタイルに合わせて細かくカスタマイズしていくのがコツです。検討する際は、プラン自由度が高く、間取りのアイデアやテクニックのある工務店を選びましょう。
ファンズライフホームは100年以上住まいづくりに携わってきた経験を活かし、お施主様に合わせた暮らしやすい平屋プラン作りをお手伝いします。平屋専用モデルハウスもご用意していますので、イメージづくりにぜひご活用ください。千葉県・茨城県で平屋をご検討なら、ぜひファンズライフホームにもお声かけ頂ければ幸いです。
【住所】千葉県香取市北2-4-11
【営業時間】10:00~17:00
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ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター