【2021年版】二世帯住宅新築で補助金を活用して賢く住み替え・建て替え|千葉の戸建て新築助成金情報
二世帯住宅を建てたい人にとって、両世帯に住みやすい設計や間取りはかかせません。
間取りの配慮や設備の充実を図ると、どうしても建築費用がかさんでしまいますよね。
今回は、2021年7月現在で利用できる、二世帯住宅の新築費用を抑えるために役立つ補助金・助成金の情報をまとめて紹介します。
千葉県の自治体が独自に実施している3世代同居に対する補助金情報も紹介します。
前回のコラムと合わせて、賢く快適な二世帯住宅を建てるために役立ててくださいね。
目次
①二世帯住宅関連の条件で利用できる補助金・助成金
・千葉県の自治体独自の二世帯住宅関連補助金・助成金(3世代同居、隣居・近居)
②戸建て住宅の新築全般で利用できる補助金・助成金
・ZEH住宅支援事業(経済産業省・環境省)
・すまい給付金(国土交通省)
・住宅ローン減税(国土交通省)
・グリーン住宅ポイント(国土交通省)
■まとめ|補助金や減税制度を賢く活用して理想の二世帯住宅を実現しよう
①二世帯住宅関連の条件で利用できる補助金・助成金
・千葉県の自治体独自の二世帯住宅関連補助金・助成金(3世代同居、隣居・近居)
千葉県内の北総エリアで、二世帯住宅の新築向けの補助金事業を実施している自治体をまとめてみました(2021年7月時点)。支援を実施している各自治体HPへのリンクも記載しますので、家を建てる地域の自治体の最新情報はこまめにチェックしましょう。
・佐倉市近居・同居住替支援事業
親と子が近居・同居する際の住宅取得費用の一部を補助する制度です。補助金額は住宅取得費用の2分の1以内で、上限額は30万円です。子世帯が3人以上子どもがいる場合(2003年4月2日以降に生まれた子)、10万円が加算されます。
佐倉市HP「佐倉市近居・同居住替支援事業について」
・山武市三世代同居等支援補助金
山武市内に転入し、三世代同居または近居をはじめる人に対して、住宅取得等にかかる費用を補助する制度です。
補助金額は住宅の購入、新築、建替え、増築またはリフォーム工事にかかった費用の2分の1の額で、上限は75万円です。
山武市HP「山武市で三世代同居・近居をはじめる方を支援します!」
・東庄町三世代ファミリー定住支援事業補助金
親・子・孫(中学生以下)の三世代が同居するための新築・増築・リフォーム等に係る費用の一部を補助する制度です。
補助金額は20万円で、親・子・孫(中学生以下)の三世代が同居することや、継続して3年以上同居する見込みがあることなどが条件になっています。
東庄町HP「三世代ファミリー定住支援事業」
・四街道市三世代同居・近居住宅支援事業補助金制度
四街道市三世代(親・子・孫)で同居・近居をする人に、住宅取得等(住宅の新築・購入)の費用の一部を補助する制度です。今年度の募集は終了していますが、これから家を建てる方は来年度の予定や動きもチェックしておきましょう。
四街道市HP「四街道市三世代同居・近居住宅支援事業補助金制度」
北総エリア以外の千葉県全体の補助金情報は下記のページでチェックできます。
千葉県HP「市町村が行う住宅にかかる支援制度(3世代同居、隣居・近居)について」
また、二世帯住宅の新築以外の住宅関連助成金情報は下記のページが参考になります。
千葉県HP「市町村が行う住宅にかかる各種支援制度について」
②戸建て住宅の新築全般で利用できる補助金・助成金
次に、二世帯住宅に限らず、戸建ての新築で利用できる国の補助金や助成金を紹介します。
・ZEH住宅支援事業(経済産業省と環境省)
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、住宅の高断熱高気密化と高効率な設備・システムの導入、再エネの導入で一次エネルギーの収支がゼロまたはゼロ以下になる住宅のことを指します。
要件を満たしたZEH住宅を新築すると、60万円~最大105万円の補助金が受けられます。
現在、新築住宅で2021年の申請に間に合う事業は「ZEH支援事業(8月から3次公募)」と「先進的再エネ熱等導入支援事業(公募11月19日(金)まで」になっています。
来年を目処にZEH住宅を建てたい方は早めに制度のチェックや建築の相談を始めるのがおすすめです。
<参考HP>
【環境省戸建ZEH】令和3年度 戸建住宅ZEH化等支援事業・ZEH支援事業 公募情報
【経産省戸建ZEH】令和3年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス実証事業・次世代ZEH+実証事業 公募情報
・すまい給付金(国土交通省)
すまい給付金は、消費税率引上げによる住宅取得の負担を緩和するため、住宅取得時に一定以下の収入の人に対して給付される助成金です。
助成金額は最大50万円で、消費税10%の現在は収入額の目安が775万円以下の人が対象となっています。
すまい給付金についてはこちらのページも参考にしてください。
ファンズライフホームと家づくりを学ぶ「すまい給付金について」
参考HP:国土交通省「すまい給付金について | すまい給付金とは」
・住宅ローン減税(国土交通省)
住宅ローン減税は、住宅ローン利用で住宅を取得した際に、10年間にわたって毎年のローン残高の1%(40万円限度)所得税と住民税の合計、建物取得価格の2%÷3のうち最も小さい金額が控除される減税制度です。
10年間、最大40万円が所得税または住民税から直接控除されるので、住宅ローンを利用する場合はぜひ利用したい制度です。
現在、注文住宅の新築の場合は令和3年9月30日までに契約し、令和3年1月1日から令和4年12月31日までの間に入居した場合には控除期間が3年間延長される特例が実施されています。
住宅ローン減税を適用するには、床面積が50㎡以上であることや、返済期間が10年以上であることなどの要件があります。
詳しくは国土交通省の住宅ローン減税制度のページも参考にしてください。
参考HP:国土交通省「住宅ローン減税等の税制拡充について | 住宅ローン減税制度の概要」
・グリーン住宅ポイント(国土交通省)
グリーン住宅ポイント制度は、一定の省エネ性能を有する住宅(長期優良住宅やZEH住宅など)の新築や、リフォーム等の対象工事を実施してポイントを取得し、そのポイントを商品や追加工事の代金に交換できる制度です。
二世帯住宅の新築でも、省エネ性能の高い住宅にすることで最大100万ポイントが発行されるので、住宅のさらなる充実や家計の補助に充てられます。
<ポイント申請の主な条件(新築住宅)>
・契約時に建築から1年以内、第三者が未入居の住宅
・一定の省エネ性能を満たす住宅
・購入者等が自ら居住する住宅(申請は1人1回まで)
・分譲住宅の売主は、宅地建物取引業免許を有する者に限る
・30万〜100万ポイントを発行
<対象期間>
2020年12月15日から2021年10月31日までに契約(※)を締結した一定の省エネ性能を有する住宅の新築(持家・賃貸)、一定のリフォームや既存住宅の購入が対象となります。
※各種条件あり
<ポイント数や交換できる商品>
ワークスペースの増設や菌・ウイルス拡散防止に対応する設備など、『新たな日常』『防災』に対応した商品や追加工事に交換できます。
新築住宅の取得の場合は、一戸あたり最大40万ポイント、特例の要件を満たせば最大100万ポイントが付与されます。取得したポイントは1ポイント=1円相当として「新たな日常」や防災等に関連した商品への交換や一定の要件に適合する追加工事に充当(※)できます。
※追加工事へのポイント交換は、ポイント付与の対象となる工事と同一の施工業者で追加工事を実施する場合にのみ可能です
※ポイントを取得した建材・設備は、追加工事・グレードアップ工事としてポイントは交換できません
グリーン住宅ポイントについてはこちらのページも参考にしてください。
ファンズライフホームと家づくりを学ぶ「グリーン住宅ポイント制度」
■まとめ|補助金や減税制度を賢く活用して理想の二世帯住宅を実現しよう
今回は2021年7月時点で、二世帯住宅の新築で利用できる補助金や助成金の情報を紹介しました。千葉県でも独自に三世帯同居、近居、隣居支援を実施している自治体が多いので、お住まいの地域の最新情報にアンテナを張っておくことで、制度をもれなく活用することができます。
また、ZEH支援や住宅ローン減税、グリーン住宅ポイントは、各種支援の中でも金額が高めの補助金です。補助金を受けてお得に高性能な家を建てることができるので、長く安心して住める家を建てたい人はぜひ検討してみてくださいね。
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ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター