お問い合わせ

道路との高低差が有る土地の場合

土地というのは、常に平らで道路からスムーズに進入できるとは限りません。

むしろ色々な形態が有り、道路との高低差が有る場合の方が、むしろ多いのではないでしょうか。

そんな土地の場合、下の図に示した様に、土砂の鋤取り(すきとり)撤去と土留め工事が必要になります。

一口に鋤取り撤去と言っても、工事自体は下記に挙げられる工事や許可が必要です。

  1. 重機のレンタル(往復の配送・オペレーターを含む費用)
  2. 土砂の搬出・撤去工事(捨て先)役所の許可
  3. 土留め工事(完成地盤よりも低く掘り下げベースコンクリートを造り、鉄筋を入れ土留めブロックを設置して、土留めの裏に埋め戻しを行う)これが高さ2m以上となると埋め戻し部に割石や砂利を入れ水抜きパイプ等の水への対策も必要になってきます。
  4. 上水道の位置やで下水道の位置との絡み立体的に考える必要が有ります。(既に設置済みの場合は別です)  
  5. 中には、浄化槽の設置が必要な場面も有ります、この場合建物から桝を経て浄化槽に汚物が流れるようにするのですが、約1/100の勾配が必要とされています、これよりも勾配の高さが有ると汚物は残り、水だけ先に流れてしまうのです。浄化槽で濾された水は道路側溝などに流して良い場合がほとんどですが、浄化槽への入り口よりは急でも構いませんがこれも角度に気を付ける必要が有ります。

上記の1.~4.までは、道路との高低差が問題にならない土地の場合、費用の負担等が無くて済むようになります。

この様なことを踏まえて、土地探しを進める必要が有りますので、立地だけにとらわれず、総合的な判断でお考え下さい。