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土台の話

土台は住宅にはなくてはならない木材ですね!

しかし、使い方を間違えると大変なことになってしまうのも事実です。

ここで、土台には何を使うのが良いのかご説明いたします。

一般的に、価格を落としながら木材の選定をしようと考えた時に、防腐土台を使う住宅メーカーが多いのです。

これは、米栂や赤松等の木材を使い、防虫効果のある薬剤を加圧注入して表面を守る効果を高めます。

然し、出荷当時は薬剤が濡れており、防虫剤としての効果が一定限有るのですが、建物が立って暫くすると乾燥が始まり、有る時期まで来ますと乾燥の為、土台にヒビが入ります。

薬剤の効果のある表面の中でヒビが収まっていれば良いのですが、そのヒビが薬剤の効いていない、深層部まで割れてしまっていたときに、そこからシロアリが侵入してしまう事もあるのです。

では、木材としては何が望ましいのかと言いますと、桧や米ヒバなどが多い様に思います。

これは、天然油成分のヒノキチオールという素材を、シロアリが嫌うとされています。

実際、米ヒバの土台を輪切りにして湯船などにつけると、すごくいい香りがするのですが、中にはこの匂いが嫌だという方もいますので、一概にも言えませんが、シロアリや不朽菌に強いとされていますのでお勧めです。

 

因みに、実際の食害の状況を比較した初心をご覧ください、これだけ差が出るのですね。

いちばん肝心な土台を守って、出来るだけ害虫や不朽菌の被害を無くしたいものです。