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通気の良い家とは…?

こんにちは!
設計部の小松崎です(^^)/

最近少しずつ肌寒くなってきましたね(;’∀’)
肌掛け1枚で寝ていたんですが、夜が急に寒くなったので、毛布1枚+掛け布団に変えました!
風邪だけは引かないようにしたいものです…

さて、前回の日下部より頂きましたお題、
「通気の良い家とは…?」
です。

1口に家を建てる、といっても本当に様々な要素を検討しなければなりません。
間取り、採光、収納、生活動線、などなどなど…
通気という要素は時に忘れがちかもしれませんが、非常に大事な要素です。
元来、日本の伝統的な木造建築は、通気というものを大事にしてきました。
通気を十分にとることで、構造材となる木材がしっかりと乾燥した状態を維持して、
多湿な気候でも腐食しない、そして乾燥した固い木材は虫も食わない、という
丈夫で長持ちなのが日本の伝統建築の特徴です。
通気を大事にしてきたからこそ、日本の貴重な伝統建築が現存しているといっても過言ではありません。

さて今回は、そんな「通気」ということについてお話したいのですが、
一口に通気が良い、といっても様々な要素があるので、

通気が良い=お部屋の空気の流れをよくするには…?

ということに着目してお話したいと思います。
(基礎や壁、小屋裏の通気はまた別の機会に…)

通気を考えるうえで理解しておきたいことは
①風の入口・出口を考える
②風向き・空気の流れを考える
③窓の位置・形を考える
④窓の取りすぎに注意!
という4点から考えていきます。

①風の入口・出口を考える
通気を考えるうえで最も大事な要素が、風の入口と出口です。

こんな感じで、入口と出口を作ってあげます。
これはなんとなくわかりますよね(;’∀’)
また、ドアを閉めていても通気が取れた方が、プライバシーも確保できていいですね!

②風向き・空気の流れを考える
風の入口出口を確保した次に考えたいのが風向き、空気の流れです。

日本全体でみると、季節風の影響で、夏には南風、冬には北風が多く吹きます。
よって1年を通して効率よく風を迎えるには
南側と北側に窓を設ける
と良いと言われています。
また、海沿いの地域では海からの風が多く吹いたり、
山沿いの地域では山から吹き下ろす風が多く吹きます。
その地域の立地によっては特定の方向から吹く風が多かったりします。

その土地ではどの方向からの風が多く吹くか

を理解しておくことが大事かもしれませんね!

また、「暖かい空気ほど上に行く」ということも大事な要素です。
換気扇って床のほうにはついていませんよね?空気のこもりやすい天井付近についています。
風の入口と出口に高低差があるとなおよいと思います。


③窓の位置・形を考える
・縦辷りだし窓

縦にガバっと開けられる縦辷り窓。開閉の角度によって換気量の調節も可能ですし、
外からの空気をつかみやすいので効率よく風を取り入れることが可能です。
また、細長い窓にすることで防犯性も向上します。

・横辷り出し窓

高所用横辷り出し窓は、プライバシーも確保しながら、採風できます。
また、上部に設けることで上にこもった空気を効率よく排出できます。
形もおしゃれですよね…!

・引き違い窓

一番馴染みの多い引き違い窓。2枚建てであればサッシの半分は開口面積となるため
大開口で大量の換気量が見込めます。
また採光も多く確保することが出来ますねヽ(^o^)丿

このように、窓の種類・位置によって換気量は大きく変わります。
慎重に吟味したいところです…!

④窓の取りすぎに注意!
そんな中で気を付けたいのが、窓の取りすぎというところ。
・断熱性能の低下
→窓、いわゆる開口部が多くなればなるほど、断熱性能は下がっていきます。
サッシ自体の性能をよくする、サッシ種を吟味することで断熱性能を確保しながら検討することも必要です。

・防犯性
→開口部が大きくなるほど、泥棒が入る経路が増える、ということにもなります…
面格子をつける、など工夫も必要です!

・壁が少なくなることで収納が確保できなくなる
→見落としがちなのがこれ!窓や建具が多くなると当然壁の面積が少なくなります。
置きたい家具が置けない…、ものが散乱して部屋が狭く感じる…なんてこともあります。
置きたい収納・家具も一緒に考える
というのはとても大事です…!

これまでいろんな要素で家の通気について考えてきました。
考える要素が多くて大変ですが、ひとつ意識するだけでいろんなことに気が付きます。
設計でありプロである我々はこうした要素を少しでも多く考えて設計をし、ご提案していますが、
お施主様にもこうした意識を持っていただくことで、ご提案は格段に良くなります!

家、住まいは設計士が作るものではなく、住まわれる方も一緒に作っていきます。
よく3回建てないと本当に満足いく家は建てられない、と言いますが、
3回も建て替えるには膨大な費用が必要です…。
一生に一度ともいうべきマイホーム、フルリフォーム、後悔しない家づくりを
共にやっていきましょう…ヽ(^o^)丿

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は加瀬によります、
「照明ってどうやって選んだらいいの…?」
です!お楽しみに(‘◇’)ゞ