基礎
設計担当の森田です☆
毎日暑い日が続きますね。。。
台風もやってきそうなので、みなさま万全のご準備を(^_^)
さて、今回は『基礎』についてです。
基礎には色々な種類がありますが、そのなかでも
みなさんは、玉石(たまいし)基礎をご存じですか?
その玉石基礎について、お話させていただきます。
古民家や神社仏閣など
日本の伝統的な古い木造住宅では
基礎と柱を固定させない玉石基礎があります。
この玉石基礎は
20~30センチ以上の大きな天然の石の上面をなぞって
柱下の木口となじませて
直接、石の上に柱を立てています。
現在の基礎のように金物などでは固定していません。
地震などの大きな揺れがあった時に
石の上で柱がズレて動いて力を逃す構造で
現代のビルなどで使われる基礎ダンパーのような
免震構造の役割もありました。
また、経年変化によるねじれを予測して
宮大工がわざと柱が石の上で回転するように
つくったものもあります。
長野県の善光寺本堂の柱のねじれはそれにあたり
今でも実際に見ることができます。
みなさんのお近くの神社などでも
このようなちょっと変わった基礎を
見られるかもしれませんよ( *´艸`)
それでは今回はこの辺で(*^^*)
次回は、藤﨑より『外壁』についてお話させていただきたいと思いますので
どうぞお楽しみに(@^^)/~~~