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これからの家(冬)体験ブース

続いては「これからの家」。HEAT20 G2基準となっています。HEAT20とは居住者の健康維持や快適性の向上を目的として民間団体・有識者で設立された「2020年を見据えた住宅の高断熱化 技術開発委員会」が定めた、より断熱性の向上が施された住まいの基準の事です。

これからの家(冬)体験ブース

これからの家のパネルイラストでは、家そのものの断熱効果が高いため冬でも家族全員が軽装です。窓の断熱効果も向上しているので窓際で床に座って奥様のお料理が出来上がるのをお子さんたちと遊びながら待っているイラストとなっています。冷え性・寒がりの筆者からすると羨ましい限りです。

これからの家(冬)体験ブース

これからの家のインテリアは、夏なのか冬なのかが一瞬では判らないようなしつらえになっています。筆者の冬のリビングのお供、ひざ掛けなどがなくカーテンも薄いボイルカーテンのみ。また、窓ガラスはLIXILの高性能ハイブリッド窓、サーモスXを採用。従来の複層ガラスよりも、更に30%の断熱性の向上が図られた窓となっています。

これからの家(冬)体験ブース

この家でも、これまでど同様にスリッパを脱いで床に座る体験をしました。今の家の時でも温度差をほぼ感じませんでしたが、今いるこれからの家基準では差があるのかどうかも体感では判りませんでした。

これからの家(冬)体験ブース

これからの家のサーモグラフィ画像です。ご覧のように、身体全体がオレンジというよりも赤い色で表示しており、寒さ・冷たさを感じていない事が判ります。また昔の家/今の家/これからの家の各サーモグラフィをこの部屋では全て表示していましたが、比べてみますと特に床の色が温度がそれぞれ違うという事があらためて画像でも判ります。そして、年間の暖房費はこの基準では7,000円。昔の家の28,000円と比較して4分の1まで低く抑えられています。

これからの家(冬)体験ブース

これからの家の断熱性を表す図です。天井、床、壁、ともに厚みを増し、断熱素材も断熱性がより向上する素材が使用されています。HEAT20 G2は、高断熱・高気密で気温差の無い居住空間を提唱したグレードです。先に昔の家でも述べました「ヒートショック」の心配も減り、健康で快適に暮らせる住まいとなっています。

これからの家(冬)体験ブース

ヒートショックについて触れましたが、こちらは、これまで見てきた3つの時代の室内で、暖房室と非暖房室の温度差の違いを図式化したものです。これからの家では温度差が5度、今の家では9度の差、昔の家になりますと温度差は実に11度。いかに身体にとって温度差が負担であるかが良く判る図となっています。実際に、先ほど昔の家ブースで廊下に出た時の温度差が蘇ってきます。

これからの家(冬)体験ブース

「熱交換喚起システム」の説明図です。一般的な24時間換気システムと違い、熱交換喚起システムでは外気を冬は温め、夏は冷やして家の中に取り入れる事が可能な、省エネを叶えたシステムです。

これからの家(冬)体験ブース

LIXILの熱交換喚起システム、「エコエア90」の展示です。上のイラストでも示しているように、冷たい冬の外気をいったん取り入れて熱交換を行ったあと、快適な室温を供給できます。