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家づくりコラム

2022.09.15

勾配天井は照明でおしゃれに仕上げる|メリット・デメリットを千葉の工務店解説

ファンズライフホーム編集部

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高さが生まれて解放感を得られる勾配天井は、おしゃれなお部屋で見かけることが多いデザイン。高級感のあるレストランやアパレルショップなどで見たことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、一般住宅に取り入れるとなるとデメリットやデザインのハードルも気になるところ。

今回は勾配天井のメリットとデメリット両面を確認し、相性の良い間取りなども解説します。実際に勾配天井を採用した新築実例も写真付きで掲載しますので、間取りの参考にどうぞ。

 

目次

  1. 勾配天井とは
  2. 勾配天井のメリット
    1. 部屋が広く見える
    2. 風通しがよくなる
    3. 自然光が入りやすい
    4. おしゃれに仕上げやすい
  3. 勾配天井のデメリットと対策
    1. 夏は暑くなりやすい
    2. 電球交換が大変
    3. リフォーム代が高くなる
  4. 勾配天井のおしゃれな照明テクニック
    1. ダウンライト
    2. ブラケット照明
    3. ダクトレール照明
  5. 勾配天井のある新築実例集
  6. 勾配天井と相性の良い間取り
    1. 平屋
    2. 二階リビング
    3. ロフト
  7. まとめ:勾配天井のおしゃれな部屋作りは千葉のファンズライフホームへ

 

勾配天井とは

勾配天井の寝室

屋根の形状を活かして斜めに仕上げる勾配天井は、基本的に二階の床がない場所に造ります。二階リビングや、平屋などで採用しやすい間取りです。お部屋の位置と屋根の形状によって天井の形も変わるため、印象が変わってきます。

本来デッドスペースになる屋根裏空間を居住スペースに加えるため、効率の良い間取りといえるでしょう。昔は小屋裏空間が無くなると太陽熱の影響を受けて部屋が暑くなるデメリットがありましたが、建築技術の進化により緩和されています。デメリットが少なくなったことで近年増えてきているデザインです。

勾配天井のメリット

勾配天井の階段ホール

通常のフラット天井ではなく、勾配天井で仕上げるメリットや魅力を見てみましょう。

部屋が広く見える

天井の高さが上がると、実際の床面積以上の解放感が生まれて部屋が広く見えるのは大きなメリットです。コンパクトな部屋でも広く見せることができるため、土地や床面積の制約がある場合も間取りを作りやすくなります。

解放感のある部屋はリラックスしやすいため、長時間過ごすことが多いリビングや寝室との相性が抜群。ホテルのラウンジのように、いつまでも居たくなる空間を作れます。

風通しがよくなる

勾配天井は高い位置に窓を設けることができるため、高低差を利用して風通しの良い部屋を作れるのもメリット。暖かい空気が上昇する性質を活かして、自然な空気の流れをつくることができます。春・秋に外気を採り入れて気持ちよく過ごせるのはうれしいですね。ストーブやエアコンを使う夏・冬も、短い時間で効率良く換気を済ませることができます。高い位置の窓は周囲の目線が気になりにくく、気兼ねなく開けることができるのもgoodポイントです。

自然光が入りやすい

高い位置の窓は周囲の影などの影響を受けにくく、自然光がたっぷり入る明るい部屋をつくりやすくなります。隣の建物が近い土地や平屋の間取りでも、明るいリビングや居室を作れるのは魅力ポイントです。

秋から冬にかけて太陽の位置が低くなる時期も、勾配天井の高い窓なら日を採り入れやすいです。一年中明るい部屋になるため、気持ちよく過ごせて日中の電気代も節約できます。

おしゃれに仕上げやすい

フラット天井はデザインや照明プランが限られてしまいますが、勾配天井はバリエーションが多くおしゃれに仕上げやすいのも利点です。建物を支える梁を露出させてアクセントにして、照明の配置や照らし方で魅せ方を変えるのもオシャレ。窓の位置なども調整することで、内装の印象を大幅に変えることができます。

勾配天井のデメリットと対策

小屋裏の勾配天井

メリットや魅力いっぱいの勾配天井ですが、注意すべきデメリットもあります。対策と合わせてチェックして、失敗や後悔を防ぎましょう。

夏は暑くなりやすい

屋根裏空間が無く屋根と直接接する勾配天井は、太陽光によって熱せられた空気の影響で部屋全体が暑くなりやすいです。夏の直射日光を受けた屋根の表面は60℃以上になることも多く、小屋裏がないため熱気が伝わりやすいのです。

【対策】⇒屋根の断熱性を上げる

現代の建築技術なら、屋根の断熱性能を上げることで夏の暑さを軽減できます。天井にしっかり断熱処理を施せば、熱せられた屋根の温度を防いで室内を快適に保てます。断熱材を挟んだ金属製の屋根も、室温上昇防止に効果的です。

勾配天井を選ぶなら、ハウスメーカー選びの際に構造や断熱性への取り組みもチェックしてみてください。

電球交換が大変

斜めになった勾配天井の頂上部分は通常より高さがあり、フラット天井より電球交換が大変な点もデメリットと言えます。より大きい脚立が必要になり、女性や年配の方は転倒の心配もあります。屋根の形状によっては3~5メートル前後になるケースもあるため、自分で交換するのが難しいケースも。

【対策】⇒寿命の長いLED照明を選ぶ

一昔前の蛍光灯や電球は1年で切れることも珍しくありませんでしたが、最近はロングライフなLED照明が増えてきています。数倍の寿命が期待できるため、使い方によっては10年以上持つとも言われています。交換頻度が少なければ負担も減らせますので、勾配天井には寿命が長いLED照明を使いましょう。

脚立でも届かない高さの場合は、電動昇降機を使う方法もあります。傾斜設置可能なものであれば、リモコン一つで手が届く高さまで下ろしてくれます。ホコリ掃除もカンタンになるため、複雑な形状のシャンデリアなどを選ぶなら検討してみましょう。

リフォーム代が高くなる

天井が高くなる勾配天井は、壁の面積が増えるためリフォーム時の材料と工賃が増加します。同じ6畳間でも、勾配天井の方がメンテナンスコストは増えてしまうのです。普通の脚立では届かない場合は、足場の設置など余計な費用が掛かるケースもあります。

【対策】⇒耐久性の高い建材を使う

一般的なビニールクロスより耐久性が高い、しっくい・珪藻土・無垢材などの自然素材でメンテンスサイクルを伸ばすと、結果的にメンテナンスコストを下げられます。

例えばビニールクロスは10~15年前後で張り替えが必要になりますが、無垢材は基本的にずっと使えます。天井を無垢材で仕上げれば高い位置の作業が無くなるため、足場の設置も必要ありません。

初期費用は少し高くなりますが、長い目で見るとオトクになる自然素材は勾配天井におすすめです。見た目も豪華でおしゃれに仕上がるため、よりリラックスできる空間になりますよ。

勾配天井のおしゃれな照明テクニック

勾配天井の照明

勾配天井のお部屋をおしゃれに仕上げるには、照明にこだわるのがおすすめ。落ち着く空間づくりに役立つテクニックをピックアップしました。

ダウンライト

器具を見せないダウンライト照明は、勾配天井をスッキリおしゃれに見せる定番テクニックです。数や配置を調整することで、お部屋をより素敵に見せることができるのもgoodポイント。基本的に多灯づかいになるためスイッチの系統を分けておけば、過ごし方に合わせて明るさを調整できるのもメリットです。ほかの照明と組み合わせて使うことも可能な万能照明です。

ブラケット照明

壁に設置するブラケット照明は、壁に反射した優しい明かりでリラックスする雰囲気を作りやすいです。落ち着いた雰囲気のホテルやレストランなどで見かけることが多い照明テクニックです。

低い位置に設置することで、照明交換やお掃除をしやすい点もメリット。

ダクトレール照明

自分の好きな照明をレールに設置できるダクトレール照明は、おしゃれな空間づくりと相性の良いデザインです。手軽に位置を調整したり、追加したりできるため、模様替えにも対応しやすいです。光の広がり方や色味などを調整して、一番おしゃれに見えるライティングを考えるのも楽しそうですね。

勾配天井のある新築実例集

勾配天井とブラケット照明

壁のブラケット照明が勾配天井を優しく照らします。優しい木の雰囲気とマッチして、ゆっくり過ごす空間にピッタリ。

小屋裏収納の勾配天井

勾配天井の高さを活かした収納スペースも。圧迫感がなく出し入れしやすいのがメリットです。

この事例をもっと見る:【杉の丸太柱がそびえる天然無垢材の家】

 

無垢材を活かした和の勾配天井

無垢材で仕上げた和風の勾配天井です。全面を木に統一したことで、優しくリラックスしやすい空間になりました。

メンテナンスがいらない無垢材の天井

耐久性の高い無垢材で仕上げることで、勾配天井のメンテナンスしにくさにも対応。デメリットを緩和させつつ、デザイン性も高まる間取りの工夫です。

この事例をもっと見る:【シンプルを極めた本物の無垢材仕様自然と癒しの家】

 

【千葉・茨城の新築一戸建て施工事例をこの他にもご紹介中】

勾配天井と相性の良い間取り

勾配天井のリビング

屋根と部屋の距離が近く、勾配天井を採り入れやすい間取りをピックアップしました。

平屋

二階の床がない平屋の間取りは、大きな勾配天井をつくりやすく相性抜群。片流れ、寄棟など屋根の形に合わせて素敵な空間を作れます。居住スペースの確保が難しい平屋は、コンパクトでも解放感を得られる勾配天井のメリットも大きいです。

二階リビング

一般的な二階建ての間取りでも、二階にリビングを配置すると勾配天井と組み合わせることができます。吹き抜けにすると二階の床面積が犠牲になってしまいますが、二階リビングならフルで床面積を確保できます。日当たりの厳しい住宅地でも明るいリビングをつくれるため、おすすめの組み合わせです。

ロフト

高い天井とロフトの組み合わせは、効率よくおしゃれなお部屋を作れます。収納スペースや子供の遊び場など多目的に使いやすいロフトは、リビングからの見た目もおしゃれに。勾配天井なら解放感があるため、在宅ワークスペースにするのも良いですね。

まとめ:勾配天井のおしゃれな部屋作りは千葉のファンズライフホームへ

おしゃれで広く見える勾配天井の間取りはメリットいっぱい。自由な間取りづくりで、オリジナリティの高い理想のマイホームに仕上げてみませんか?

ファンズライフホームは創業120年で培ってきた技術で、デザイン・居住性どちらにもこだわった住まいをご提案します。

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