動線の良い水回りの間取り実例6選|ランドリールームやファミリークローゼットの上手な取り入れ方
一戸建てを新築するなら、キッチンや洗面脱衣所などの水回りにこだわりたい!と思う人も多いのではないでしょうか。
家事を担う人にとって、水回りの使いやすさがその家の住みやすさと言っても過言ではないかもしれませんね。
今回は、動線の良い、使いやすい水周りを実現する間取りのコツ実例を紹介しながら解説します。水回りとランドリールームやファミリークローゼットの組み合わせ方など、新築の間取り決めに役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
■【間取り図付き】動線の良い水回りの間取り実例6選
・事例①:室内干し・屋外干し両方の動線◎!キッチンからの動線も良い平屋
・事例②:キッチンと洗面脱衣所の動線が良い水回りの間取り
・事例③:ランドリールームと寝室をつなぐファミリークローゼットのある平屋
・事例④:2階に浴室・洗面脱衣所のある間取り
・事例⑤:室内干し派におすすめのユーティリティルームのある水回り
・事例⑥:洗う→干す→取り込む→収納が最短で終わるウォークスルークローゼットのある水回り
■水回りの間取りのポイント【風水豆知識編】
■まとめ|水回りは生活の要!間取りは動きを具体的にシミュレーションして決めよう
■【間取り図付き】動線の良い水回りの間取り実例6選
事例①:室内干し・屋外干し両方の動線◎!キッチンからの動線も良い平屋の間取り
初めに紹介するのは、ファンズライフホームの平屋モデルハウスの実例です。キッチンと洗面室、土間(室内干しスペース)、勝手口をまとめることで動線が短く、効率よく洗濯をこなせる水回りの間取りになっています。
<間取り図>
勝手口のある土間では室内干しもできます
平屋モデルハウスの家事動線のポイントを下記の動画で解説しています。こちらもぜひご覧下さい。
事例②:キッチンと洗面脱衣所の動線が良い水回りの間取り
28.9坪・4LDKというコンパクトながら個室も確保した効率の良い間取りが特徴のM様邸。水回りもキッチンと洗濯機のある洗面脱衣所が近く、往復を繰り返しても苦になりません。
洗面脱衣所はコンパクトながら物干しポールもあるので、洗ったあとすぐに室内干しができます。
<1階間取り図>
さらに、洗面脱衣所から外干し場所のデッキまでも直線移動のみで出られるようになっています。限られた面積でとことん効率の良い家事動線を実現した間取りは真似したくなりますね。
事例③:ランドリールームと寝室をつなぐファミリークローゼットのある平屋の間取り
<間取り図>
洋室と洗面脱衣室(ランドリールーム)の動線上にファミリークローゼットのある平屋の間取り事例です。ファミリークローゼットは洋室を通ることで玄関からもすぐに入れるなど活動に合わせて複数の動線を使える便利な間取りでもあります。
水回りとファミリークローゼットを近くに配置する間取りは、
・洗濯→室内干し→たたむ→収納が最短の動線で行える
・帰宅時の玄関→ファミリークローゼット(着替え)→手洗いがスムーズ
この2つのポイントを意識すると上手くいきますよ。
事例④:2階に浴室・洗面脱衣所のある間取り
LDKは1階に配置し、2階のルーフバルコニーの近くに洗面脱衣室(洗濯機)と浴室を配置した間取り事例です。水回りはそれぞれの家事の習慣に合わせて柔軟に考えていくと、家事ラクな家になりますよ。
<2階間取り図>
事例⑤:室内干し派におすすめのユーティリティルームのある水回り
<1階間取り図>
洗面脱衣所の隣に、洗濯専用のユーティリティ(ランドリールーム)を作った間取り事例です。
室内干しを快適に行えるのはもちろん、キッチンからの動線も良く、料理と洗濯それぞれを効率よくこなせます。また、ユーティリティは勝手口から外に出られるようになっています。
洗濯は室内干しが中心という人におすすめの間取りです。
事例⑥:洗う→干す→取り込む→収納が最短で終わるウォークスルークローゼットのある水回り
<1階間取り図>
洗面脱衣所→ファミリークローゼット→室内干しができる土間→勝手口と流れるような洗濯動線が特徴の間取り事例です。ファミリークローゼットはキッチンからも回ることができる回遊動線もあり、行き止まりがなく、効率良く移動できる間取りになっています。
自由設計・注文住宅の建築事例一覧
■水回りの間取りのポイント【風水豆知識編】
新築では、水回りの間取りを決めるときに家相や風水的に良い間取りが気になるという人もいるのではないでしょうか。ここで、トイレや浴室、キッチンなどの水回りの間取りで一般的に良いとされている方角を紹介します。
<水回りと相性が良いとされる方角>
東・南東・北西
<水回りで避けたほうが良いとされる方角>
鬼門(北東)・裏鬼門(南西)
・水回りの風水はどこまで気にするべき?
風水的に全てが完璧な間取りは実現が難しいため、ここで紹介した方角でなければ悪い間取りというわけではありません。
また、風水は環境学の一種とも言われており、良いとされる方角は人類の住まいの長い歴史と経験から積み重ねられたデータから成り立っているとも言えます。
例えば、水回り全般は北を避けるべきというのは、家の中で北側は日当たりが悪く冷えやすい、という敷地上の特徴から、立ち仕事の多いキッチンや冷たさをより感じやすい脱衣所が北側にあると健康上害を及ぼす可能性が高い、という観点から来ているとも言われています。
つまり、風水は方角や敷地の特性を理解して、快適な家をつくるための間取りのアドバイスとも言えるのではないでしょうか。
■まとめ|水回りは生活の要!間取りは動きを具体的にシミュレーションして決めよう
今回は、家事動線の良い家づくりに欠かせない、水回りの間取りのポイントについて解説しました。
家族みんなで家にいる時間が長くなっている今、キッチンや洗面脱衣室、トイレなどの水回りの使いやすさや動線の良さが、快適に毎日を過ごせる秘訣と言えるでしょう。
平屋と2階建て両方の事例を紹介しましたが、28~40坪前後でランドリールームやファミリークローゼットのある家も十分実現可能です。家事効率を良くしてゆとりのある暮らしを実現したい方は、今回ご紹介した間取り事例をぜひ参考にしてくださいね。
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ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター