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新築玄関収納の間取りアイデア|シューズクローク・コートクロークの造作実例も

シューズクロークのある間取り実例

玄関は家の顔、と言いますよね。新築の間取りを考えるとき

気づくと物が増えて煩雑としがちな玄関をスッキリとさせたい

外出・帰宅時の動線を良くしたい

お客様をお迎えするときに焦らずに済む玄関にしたい

こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

今回は、ファンズライフホームでつくった間取りに合わせたオリジナル造作玄関収納やシューズクローク、コートクロークを配置した事例を紹介します。

快適に使えて美しく保ちやすい玄関収納の間取りを作りたい方はぜひ参考にしてくださいね。

 


目次
■玄関収納の間取りのコツ
 ①玄関収納(シューズボックス・靴箱)の種類とサイズの選び方
 ②使いやすい玄関の広さを知っておく
■シューズクロークの種類と間取りアイデア
 ・ウォークインタイプのシューズクロークの間取りポイント
 ・ウォークスルータイプのシューズクロークの間取りポイント
 ・コートクロークは動線を考えて間取りをしよう
■造作玄関収納のメリット
■造作玄関収納・シューズクロークの間取り実例
■まとめ|新築の玄関収納間取りは動線やライフスタイルに合わせて選ぼう


 

■玄関収納の間取りのコツ

玄関収納の間取りを決める際に役立つポイントを2つ挙げてみます。

①玄関収納(シューズボックス・靴箱)の種類とサイズの選び方

玄関収納の失敗で多いのは、思ったよりもしまうものが多くて収納力が足りなかった、または大きく作りすぎて無駄なスペースになってしまったというものです。

2018年に公表されたマイボイスコムのアンケート調査によると、1人あたりの持っている靴の数は「6~10足」(37.3%)が最も多いという結果でした。

この結果を元に計算した平均的な玄関収納に必要な収納力は、

2人家族なら 12~20足

3人家族なら 18~30足

4人家族なら 24~40足

ということになります。

ちなみに、最もシンプルな間口800mm×高さ800mm×奥行き335~400mmの両開き玄関収納(シューズボックス)なら、内部に棚板が4枚で男性用のスニーカーが約15足女性や子供靴なら約20足が余裕を持って入る収納力があります。

玄関収納の幅(間口)は約400mm間隔でサイズバリエーションがある製品が多いです。

さらに、腰までの高さタイプの他にも、トールタイプと呼ばれる天井近くまであるタイプ、天袋収納がセットで真ん中が空いているコの字型タイプなどがあります。

扉の裏にスリッパを掛けるバーやフックなどを付けたい場合は、奥行きが400mm程度で棚板との間に100mmほど隙間があるタイプが理想的です。

持っている靴の数や種類は人それぞれ、ライフスタイルによっても異なります。自分たち家族がどれくらいの靴を持っているか?改めて数えてみると意外な発見があると思います。この数を一つの目安として、玄関収納選びの参考にしてみてください。

 

②使いやすい玄関の広さを知っておく

玄関収納を配置したときに、土間部分が狭くて動きづらくなったり、框部分が狭くて1人ずつしか通れないような間取りになったりしないような玄関の広さを確保する必要があります。

夫婦2人+お子さん2人の4人家族なら、余裕を持って40足分の玄関収納が必要と考えると、

玄関(土間部分)が2畳あるなら腰までの高さの間口800mmのシューズボックスを2つ並べても框部分に1300~1400mm程度取れるので2人並んで靴を履ける玄関になります。

玄関が2畳以下の場合、間取り次第では玄関収納を除く土間部分が縦長になって狭い玄関になりがちなので注意しましょう。

玄関に収納するものが多い人は、玄関を3畳以上は確保しましょう。3畳程度あれば、トールタイプの玄関収納を設置しても圧迫感が少なく、框部分の幅も確保できます。

 

■シューズクロークの種類と間取りアイデア

・ウォークインタイプのシューズクロークの間取りポイント

ウォークインタイプのシューズクロークは、1畳程度のクローゼットのようなタイプから3畳の大容量タイプまで広さは様々なパターンがつくれます。

内部を全て土間にすれば自転車やベビーカー、シルバーカー、ゴルフバッグなど家の中に持ち込みたくないものを家の中で安全に保管できます。

棚板やハンガーポールは自由に組み合わせられるので、収納するものに合わせて選びましょう。棚板は靴に合わせて高さを調節できる可動式にすると効率よく空間を使えます。

 

<ウォークインタイプはクローク内の風通しに注意>

ウォークインタイプのシューズクロークは、出入り口が1つだけなので、ドアを設置すると中に空気がこもりやすくなります。

そこで、シューズクローク内に窓や換気扇を付けると風通しが良くなります。ドアは引き戸にすれば開けっ放しでも扉が邪魔にならず換気もしやすくなります。

また、扉で完全に仕切るのではなく、ロールスクリーンなどで適宜目隠しできるように仕上げるのもおすすめ。

 

・ウォークスルータイプのシューズクロークの間取りポイント

限られた延べ床面積でウォークスルータイプのシューズクロークを作りたい場合は、人が通り抜け、すれ違いがしやすい広さが必要なため、玄関土間部分を1.5~2畳程度に押さえ、クローク用に3畳は確保するようにしましょう。

 

<ウォークスルータイプは室内側の出入り口の扉に注意>

ウォークスルータイプのシューズクロークは、玄関土間側と室内側2箇所に出入り口があります。

室内側の出入り口がリビングなど居室に直接つながっている場合は、収納するものによってはクロークから室内へ流れ込むニオイが気になることがあります。

クロークを使うとき以外は室内側の扉を閉めておくなど、使い方をあらかじめ決めてから間取りを考えましょう。

 

・コートクロークは動線を考えて間取りをしよう

コートクロークのある玄関ホールの間取り実例

最近は、玄関土間から上がったホール部分に「コートクローク」を設置する事例も増えています。リビングと玄関の間に位置するホールは、外出・帰宅時に必ず通る場所です。コートや羽織もの、バッグ、帽子、マフラーやスカーフ、アクセサリー、鍵類などお出かけ時に身につけるものを1ヶ所にまとめて動線上に配置することで、スムーズな外出・帰宅動線をつくれます。

また、お子さんがリビング学習が中心なら、ランドセルなどの通学用品もコートクロークに収納するというアイデアもあります。帰宅してからリビングに持ち込むものをできるだけ減らすことでリビングが散らかるのを防げるのでぜひ検討してみてください。

 

■造作玄関収納のメリット

シューズボックスやシューズクロークは、メーカーの既製品以外に、施工会社が間取りに合わせてつくる造作の玄関収納があります。棚板やバーの配置、扉の仕上げ、素材、デザインなどを自由に選べるので、家のテイストに合わせておしゃれに仕上がりやすく、スペースを無駄なく使えます。

既製品では対応しきれないライフスタイルに合わせたアレンジができるのも造作の魅力です。玄関収納に限らずテレビボードやカップボード、カウンター、ワークスペースなどの家具を造作している実績のある住宅会社に依頼することで、自分たちらしい住まいを実現できます。

ファンズライフホームではこれまでに、間取りに合わせたオリジナル造作家具も多数製作しています。

【ファンズライフホームの造作家具施工実績集】

 

■造作玄関収納・シューズクロークの間取り実例

ファンズライフホームで設計・施工した事例の中から玄関収納の間取りをピックアップして紹介します。おしゃれで実用的、動線も考えられた玄関をつくりたい方はぜひ参考にしてくださいね。

・格子引き戸がおしゃれなシューズクローク

横格子の引き戸がおしゃれなシューズクロークの間取り実例

玄関土間とホールをまたぐように配置されたシューズクロークは、室内と土間どちらからでも使いやすく便利な収納スペースです。

横格子の引き戸は、ほどよく目隠ししながらクローク内の通気性も確保できるおしゃれな仕上げです。

こちらの玄関収納は小見川モデルハウスで実物をご覧いただけます。

 

・内装テイストを合わせてすっきり見せる玄関収納

N様邸玄関ホール

天井近くまである大容量のクローゼットを土間とホールの両方に設置しました。フローリングや左側のシューズボックスと合わせて造作し統一感ある玄関に仕上げています。普段遣いの靴はシューズボックスに、大きなものはクロークに収納することでいつもすっきりきれいな玄関を保てます。

事例:長い廊下に陽当たりの良い空間。のびのび暮らせる平屋

 

・玄関に土間収納をプラスした実例間取り図

土間収納のある玄関間取り図

約34坪、2階建ての3LDKの家。シューズボックスに加えて1畳の土間収納を設けました。玄関が整理整頓しやすくなり、広い框部分が生きる間取りになっています。

事例:屋上バルコニーやボルダリング壁で暮らしかたが広がる家

 

・使うたびに気分が上がる!明るくおしゃれな玄関間取り

シューズクロークと玄関収納を組み合わせた大容量の間取り

玄関から入って左手にオープンなシューズクローク、右手にコの字型のシューズボックスを組み合わせた、大容量の玄関収納実例です。靴を履いたら目の前の鏡で身だしなみチェックもできます。使うたびに気持ちが上がる、明るく素敵な玄関の間取りです。

事例:ファミリークローゼットで家族全員の衣類を効率的に収納

 

・自然素材の家に似合うナチュラルテイストの玄関収納

広々した玄関

自然素材の家に合わせたナチュラルテイストの玄関収納の事例です。シューズボックス脇のスリット窓や上部の吹き抜けで明るく広々と感じられる玄関になっています。

事例:子育て家族を応援する自然素材の住まい

 

■まとめ|新築の玄関収納間取りは動線やライフスタイルに合わせて選ぼう

注文住宅の玄関収納は、必要な収納量や外出・帰宅動線、デザイン、玄関に欲しい広さなど様々な観点からバランスの良い収納を選ぶことが大切です。

シューズクロークやコートクロークは大きさ、場所、扉や窓の有無など様々なパターンがありますので、設計・デザイン担当者に実現したい暮らし方や収納する物の種類、数、間取りでの優先順位をあらかじめしっかり伝えておくと失敗を防げます。

ファンズライフホームは創業100年以上の経験をもとに、お客様にピッタリなプランをご提案します。千葉県・茨城県の住まいづくりは、ぜひお気軽にご相談ください。

ファンズライフホームのスタッフ

【私たちが住まいづくりをサポートします】

 

ファンズライフホームの自由設計

【ファンズライフホームの会社概要】

 

■定額制自由設計プランで、コストを抑えて理想の住まい♪

ファンズライフホームでは、坪数に応じた定額制の住まいづくり「JUKE BOX」をご用意しています。30坪以下のコンパクトな間取りを、1000万円台で自由に設計できるおすすめのプランです。

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・宅地建物取引番号(5)第13807号

資格情報

・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター