おしゃれな総二階の外観を作る方法|間取りファースト+美しいデザインを両立する家づくり
一戸建ての中でも「総二階」は、効率の良い間取りやコストバランスの良さで人気があります。総二階は1階と2階が同じ形でシンプルな外観も魅力ですが、よりおしゃれな外観にしたい!と考えている方も多いかもしれません。
今回は、ファンズライフホームの総二階の家の外観実例を紹介しながら、総二階の外観をおしゃれに仕上げるポイントについて解説します。
間取り・暮らしやすさと外観の美しさを両立するための家づくりの考え方も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
コラムのポイント
・戸建ての二階建て、総二階の家の外観がおしゃれになるポイントが分かります。
・ナチュラルモダン、シンプルモダン、和モダンなど、人気の総二階の外観デザインの実例が見られます。
自由設計・注文住宅の建築事例一覧
■ 総二階の家の外観をおしゃれに仕上げるポイント
・凹凸やポイントがあると奥行き感が出る
総二階というとシンプルな箱型をイメージする方も多いと思います。シンプルな中に、一部分にでも凹凸があると陰影を感じ、奥行き感が出てオシャレに見えます。
特に、ファザード(接道などから見える家の正面「顔」)部分は、玄関やバルコニーなどで凹凸を出すとより印象的な外観になります。
さらに、家の形状は屋根の選択もポイントになります。近年は和風・洋風どんなテイストにも対応できる切妻屋根、シンプルモダン・南欧・北欧風住宅で人気の片流れ屋根、陸屋根の3種類が定番となっています。屋根の形が変わるだけで外観の印象が大きく変わるので、どこかしっくりこないと感じたら、屋根を変えたらどうなるかな?と考えてみるのもおすすめです。
・窓は水平や垂直で高さや幅を揃える
外観の印象を左右するポイントの一つが「窓」です。窓の位置や大きさ、種類は間取りとの合理性を第一に優先して選びますが、外から見て、窓が水平や垂直で高さや幅が揃っていると端正でセンスのよい印象に見えます。
・外壁の素材、色、組み合わせでテイストを印象づける
窓と同じく、外観に大きく影響するのが外壁です。
外壁の素材で人気の窯業系・金属系サイディングは、素材は同じでも色、質感、張り方のバリエーションが多々あるので、これらを組み合わせて選ぶことで好みの外観に仕上げられます。
サイディングの他に、モルタル吹き付けと呼ばれる外壁材も定番です。継ぎ目がなく仕上がり、漆喰風や土壁風など様々なデザインも可能です。
そして、外壁の一部や軒天などポイントとして使われることが多いのが木の外壁材です。もちろん、大きな面積で使うこともできます。色みや張り方で洋風、アメリカン、和モダンなど様々なテイストを表現でき、高級感のある外観になります。
これらの素材、色を組み合わせてツートンカラーやアクセントにすることで、より一層デザインテイストを印象づけられます。
・設備の見え方にも注意する
エアコンの室外機や給湯器、雨樋などの設備によって、外観、特にファザードがごちゃごちゃして見えることがあります。
室外機はなるべく正面を避ける、雨樋は外壁と色を揃えたり目立たない位置に隠したりするなどの工夫で、ファザードのイメージを損なわなずに綺麗に仕上がります。
外側の設備の位置は見落としがちなので、図面上で施工前にしっかりチェックしましょう。
■ 間取りファーストで後悔のない家づくりを
ここまで、総二階のおしゃれな外観デザインのポイントを紹介してきました。ただし、家づくりにおいては住みやすい間取りを最優先にして、外観は間取りに伴って整えるという考え方がベストです。
見た目のために間取りを変更する、ような外観ファーストは本末転倒で暮らしやすさを損ねてしまう恐れがあるので、あくまで「間取りファースト」で考えて様々な選択をすることが失敗しないコツです。
■ おしゃれな二階建て・総二階の外観実例
・シンプルモダンな切妻屋根×ツートンカラー外壁の家(32坪)
切妻屋根に白×ブラウンのツートンカラーで外壁を張り分けたシンプルモダンな総二階の外観事例です。バルコニー部分を利用して凹凸を付けることで単調にならずおしゃれな印象に。雨樋も、外壁の色によって色を変えて目立たないようになじませています。
・ツートンカラーの外壁がおしゃれなナチュラルモダンな外観(35.5坪)
白い外壁にグレーのストライプを差し込んでツートンカラーに仕上げた総二階の外観事例です。外壁の張り分けの他にも、エントランスの一部に木調のルーバーフェンスを使用して、モダンの中にナチュラルさ、親しみやすさをプラスしています。窓の配置にもこだわり、場所によってスリット窓を選択し、すっきり見える外観に仕上げました。
・木目調の外壁がポイントの和モダンの外観(35.5坪)
1階部分と2階バルコニー部分にダークカラーの木目調の外壁材を使い、和モダンな雰囲気に仕上げた外観事例です。屋根の表面や縁の凹凸が瓦のように見える意匠、庭の植栽で、より和風を印象づけています。
外壁の張り分けとバルコニー・玄関で凹凸を作ったことで奥行き感も感じられます。
・片流れ屋根を組み合わせたシンプルモダンな外観(41.25坪)
ダークグレーで統一した外壁と屋根がかっこいい、シンプルモダンな外観事例です。LDKやバルコニー部分の連続した縦スリット窓がよりクールな印象を与えます。屋根は一見切妻屋根に見えますが、片流れ屋根を重ねて変化を付けています。
雨戸シャッターの格納ボックスや換気ガラリ(換気口につけるカバー)、サッシなどの色味を揃えて、設備も差し色として上手く活用しました。
・南欧風のエクステリアがかわいい家(約44坪)
温かみのあるレンガ色の塗り壁調外壁と洋瓦、海外風の格子窓、デザイン性の高い玄関ドアで南欧風にこだわり、かわいい外観に仕上げました。バルコニーと1階、2階の境目に一部アクセントを入れてより海外のような家を目指しました。
・海外リゾートのような大人かわいい外観(約42坪)
南欧のリゾート感あふれる大人かわいい外観は、エクステリアも含めてトータルでバランスを考えてデザインしました。1階のLDKとつながるウッドデッキは2階バルコニーと合わせて凹凸を付けて、さらにレンガ張りのようなデザインをプラスし、目を引くポイントを作りました。
■ まとめ|総二階のおしゃれな外観は陰影と整列がカギ!間取りとの兼ね合いで後悔しないデザインを選ぼう
今回は、総二階の家の外観をおしゃれに仕上げるポイントを解説しました。「陰影(奥行き感)」と「整列」を意識し、外から見える設備を上手に溶け込ませるなどの工夫で、和風、洋風のテイストを問わずに端正でおしゃれな外観になりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
外観は間取りとの兼ね合いで決まっていくので、外観が間取りに影響して使いづらくならないかどうかにも気をつけましょう。
ファンズライフホームは創業100年以上の経験をもとに、お客様にピッタリなプランをご提案します。千葉県・茨城県の住まいづくりは、ぜひお気軽にご相談ください。
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ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
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・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
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・一級建築士
・二級建築士
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