取り消しと無効の話
取消しと無効の話です
良くニュースなどで聞かれる言葉ですが、どの様な意味の違いがあるのかご存じですか?
先ずは無効から、
- 無効って詳しくいいますと、今進んでいる契約などが法律的に違法行為であった時に
裁判等で無効との結論が出ますと、最初からこの契約は法律で認められない行為である、と言う事になります。
具体例で言いますと、殺人や傷害行為をする事、この辺りは法律でこの行為そのものを否定する契約ですから、当事者同士を法律で守る必要がありません、むしろ犯罪行為として摘発すべき事項ですから、当然に無効となります。
- 取消しについて
取消しは、無効と違って合法的な行為を契約して、この行為が完結はしていないけど、品物等を発注して支払いが既に発生している場合などです。
この場合、取消しを主張されるまでに行われた行為については、契約の当事者はこの段階迄にかかった費用を負担する義務が生じて来ます。
この辺が無効と大きく違う点です、自分自身で契約をしたのだから、取消しの主張をする、又は受ける場合、それなりの対価を相手側に支払う必要がある為です。
前回は時効と期限に付いてお話致しましたが、今回は良く聞く無効の話をさせて頂きました、私自身もそうなのですが実際はなんとなくわかるけど本当の意味を分らずに済ませてしまっていることが良くあります、一緒に勉強しましょう。
別件ですが、先日アップしました自宅の猫、みるみる大きくなっています、やはり動物は良いですね!