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屋上のある家(スカイバルコニー)の後悔を防ぐ間取りのポイント|千葉の戸建て・注文住宅実例

千葉県の屋上のある家の間取り実例

戸建てを新築するなら「屋上のある家」の間取りに憧れる、という方もいると思います。

屋上はスカイバルコニールーフバルコニーとも呼ばれ、ガーデニングや家事、アウトドアリビングなど様々な使い方ができ、暮らしを豊かにしてくれます。

でも、屋上ってメンテナンスが大変?デメリットはないの?と心配な方も多いのではないでしょうか。

今回は、屋上のある家のメリット・デメリットと、建てるときに後悔しないための間取りのポイントを解説します。

家にいる時間が長くなっている今、家にいながら外部空間を楽しめるスカイバルコニーが欲しい方はぜひ参考にしてくださいね。

 


目次
■屋上のある家のメリットと活用法
■屋上のある家のデメリットと対策
 ・雨漏りする?防水工事が重要
 ・落下防止策が必要
 ・プライバシー確保や周辺への配慮が必要
 ・定期的なチェック、お手入れ、適宜リフォームが必要
 ・コストアップしやすい:屋上設置の費用相場
■後悔しない!屋上・スカイバルコニーの仕様チェックポイント
■インナーバルコニーとの違いは?
■屋上のある家の実例
■まとめ|屋上のある家は専門知識・技術・実績のある住宅会社で建てよう


 

■屋上のある家のメリットと活用法

屋上は、周囲を家に囲まれていたり、庭が広く取れなかったりする住宅密集地や狭小地で特に嬉しいスペースになります。屋上のある家のメリットを紹介します。

 

・屋上をリビングとして使える

屋上リビングのある間取り

屋上にソファやテーブルを設置して屋外のリビングとして使う方が多いです。外の空気を感じながらリラックスした時間を過ごせます。テレワークで家にこもりがちという人も多い最近は、少しでも外の空気を吸ってリフレッシュする時間は貴重ですよね。

さらに、昼間はもちろん、夜は屋上から星を眺めたり、立地によっては地域の花火を楽しんだりと時間を問わず外部空間を楽しめのが最大のメリットです。

 

・ガーデニングを楽しめる

庭が小さめでも、屋上があれば家庭菜園を楽しめます。

屋上ガーデニングは、ベランダ菜園と同じようにプランターを並べる方法と、屋上の全面や一部を土で多い、芝生や樹木を植える屋上緑化の2種類があります。

どちらの場合も、水やりのために屋上に水道設備を設置するのがおすすめです。屋上緑化の場合は、荷重制限をクリアする屋上緑化工法や防水がとても重要になるので、戸建ての屋上緑化の専門知識や技術、実績のある工務店・住宅会社に依頼しましょう。

 

・ジャグジー、プールを楽しめる

ジャグジーのあるバルコニー

自宅で露天風呂気分を楽しめるジャグジーやプールも、屋上におすすめの設備です。本格的な設備を設置しなくても、ビニールプールがあれば周囲を気にせずお子さんも楽しめます。

 

・洗濯物干しに使える

屋上は、布団やシーツ、カーテンなど大きな洗濯物を干すのにも最適です。日差しや風を遮るものがないので早く乾きます。

屋上で洗濯物干しをするなら、洗面脱衣所やランドリールームを2階(最上階)にする

など洗濯機から屋上までの動線を良くすることや、洗濯物を持って屋上に出入りしやすい入口の広さなどをシミュレーションして間取りをつくりましょう。

 

・家キャンプにもおすすめ

最近は自宅の庭やベランダでの「庭キャンプ」「ベランピング」が流行していますが、屋上を使って「おうちキャンプ」を楽しむ人も増えています。テントやハンモック、ランタンなどグッズにもこだわれば、家にいながらにして非日常的な空間をつくれます。

 

■屋上のある家のデメリットと対策

次に、戸建てに屋上を作る際のデメリットや注意点と対策について解説します。

 

・雨漏りする?防水工事が重要

スカイバルコニーのある家の外観(陸屋根)

屋上をつくると、屋根の形は地面に対して平行な「陸屋根」になります。一般的な傾斜のある屋根よりも水が落ちていきにくいため、雨漏りをしないように排水・防水がとても重要です。

屋上やベランダは、表面をウレタンやFRP(繊維強化プラスチック)による塗膜で防水することが多いです。ウッドデッキ仕上げにする場合も、このような防水工事は必須になります。

また、5~10年ごとに、防水塗膜の塗り替えなどのメンテナンスも必要ですので、あらかじめメンテナンス費用を頭に入れておきましょう。ウレタン防水やFRP防水のメンテナンス費用は4000~10000円/㎡が相場です。

 

・落下防止策が必要

立ち上がりのある屋上

屋上はベランダと同様、落下防止のために立ち上がり壁を高くする、柵や手すりを設置する必要があります。

小さなお子さんがいる場合は特に、壁や手すりの近くに踏み台になるような物を置かない、落下防止ネットを手すりの隙間に設置するなど工夫しましょう。屋上は風の影響を受けやすいため、耐風性の強い手すりやフェンスを採用すると安心です。

人の落下とともに、物干し竿や家具、背の高い樹木の植木鉢などが強風で落下しないような対策も必要です。

 

・プライバシー確保や周辺への配慮が必要

屋上は周囲にマンションやビルなどの高い建物が建っていると、そこからの視線が気になる点にも注意が必要です。

この場合、タープやオーニングを使えば、上部からの視線を気にせず過ごせます。日差しも適度に遮ってくれるので快適性もアップしますよ。

また、屋上でキャンプやBBQをするときは、煙やニオイ、音が周囲の迷惑にならないかをしっかりチェックしてから行わなければなりません。屋上をつくるときは、屋上でしたいことが周辺環境的に実現可能かどうかをまず相談することが大切です。

 

・定期的なチェック、お手入れ、適宜リフォームが必要

外部環境の影響を受けやすい屋上は、安全性を維持するために、防水はもちろん、壁、手すりなどの劣化状態を定期的にチェックして、適宜修繕や交換、リフォームなどを行う必要があります。

土や枯葉など、排水口回りの掃除もこまめに行う必要があることも頭に入れておきましょう。

 

・コストアップしやすい:屋上設置の費用相場

通常の屋根仕上げと比較すると、屋上はコストアップしやすいのは確かです。一般的な10~20坪程度の屋上をつくる費用は100~300万円が相場です。ただし、屋上の広さや仕様によって費用は変わりますので、あくまで目安として参考にしてください。

<屋上設置のコストが変わるポイント>

・面積

・防水の方法

・水道、電気工事の有無

・壁、フェンス、手すりの仕様

・ウッドデッキや芝生の設置

 

■後悔しない!屋上・スカイバルコニーの仕様チェックポイント

屋上・スカイバルコニーを戸建てで設置するときに必ずチェックして欲しい仕様のポイントを解説します。

・防水の種類

屋上防水の主な種類はシート防水、ウレタン防水、FRP防水です。それぞれのメリット、デメリットをまとめてみます。屋上の面積や形状、コストなどから最適な工法を選択してください。

 

メリット デメリット 費用相場 耐用年数
シート防水 面積が広く平らな面が多いほどコストパフォーマンスが良く、安定した防水性が得られる 複雑な形状だと工事が難しくなる 4000~5500円/㎡ 10~15年
ウレタン防水 継ぎ目がなく、複雑な形状や設置物が多い場合にも対応しやすい シート防水よりコストが高い

定期的なトップコートを塗ることで劣化を遅らせる方法が有効

5000~7000円/㎡ 10~15年
FRP防水 耐水性、耐薬品性、耐久性に優れ軽量で木造の建物に適している

継ぎ目がなく複雑な形状にも対応できカラーも豊富

初期費用が他の工法より高めで、ひび割れ防止の定期的なトップコートが求められる 4000~7000円/㎡ 8~10年

 

・防根(ガーデニングの場合)

屋上庭園、菜園を作りたい場合は、植物の根が防水層に侵入しないための防根対策が重要です。屋上でガーデニングをしたい場合は、設計時に土の下に屋上緑化用の防根シートが貼られているかなどをチェックしましょう。

 

・排水

屋上やベランダの雨漏り対策は、防水層とともに、雨樋と防水面をつなぐ排水口(ドレン)まわりをしっかり施工することがとても重要です。雨水の排水がスムーズに行われないと、屋上に水が溜まってコケやカビが生え、防水層の劣化を早める結果雨漏りのリスクも高くなります。

 

・蛇口、コンセントの有無

屋上でガーデニングやキャンプ、バーベキューなどを楽しみたい場合は、蛇口やコンセントがあると便利です。屋上で水道や電気を使う予定があるなら事前に設計者に伝えておきましょう。

 

・家の向きや環境に応じた対策

屋上の位置・間取りが、土地の向きや周囲の環境、日当たり、日射遮蔽を考慮して設計されているかも大切なポイントです。屋根の一部をルーフバルコニーにする場合は、方角によっては屋上を使う時間帯に影ができて暗くなる、寒くなる可能性もあります。

 

・出入り口の間口

屋上に出入りするドアの間口(幅)もチェックポイントです。例えば、キャンプやバーベキューを定期的に楽し屋上むなら、アウトドア用品を持って出入りするのに余裕のある間口が欲しいですよね。物を持って出入りしにくい、狭い出入り口だと、グッズの運び入れがおっくうで屋上を使わなくなってしまうこともありえます。

 

■インナーバルコニーとの違いは?

インナーバルコニーのある家の外観

住宅用語でインナーバルコニーという言葉を聞いたことがある人もいると思います。屋上(スカイバルコニー)との違いとメリット、デメリットを簡単に解説します。

 

・インナーバルコニーのメリット・デメリット

インナーバルコニーとは、建物の2階以上にあるバルコニーが家の内側に入っている形状で、家の一部が屋根付きの屋外になっているようなイメージになります。

外壁の外側に出ているバルコニーよりも奥行きをつくりやすく、家の中と外がつながっているような開放感を出せます。屋根と周囲の壁があるので強い日差しを遮れて、プライバシーも確保できるのがメリットです。

一方で、方角や周囲の環境によっては日差しが入りにくく、暗くなるというデメリットがあります。インナーバルコニーを作る際は時間帯による日差しの入り方をチェックして設計すると快適に使うことができます。

 

■屋上のある家の実例

・千葉県香取市|ビルトインガレージが主役の家

スカイバルコニーのある家の外観(陸屋根)

千葉県香取市の、ビルトインガレージの上部をスカイバルコニーにした家の実例です。広い屋上ではベランピングも楽しめます。陸屋根を活かしたスタイリッシュな外観も特徴です。

立ち上がりのある屋上

ガレージはリビングから見渡せる間取りにしました。家の中でも愛車を楽しめるこだわりの間取りです。

ビルトインガレージ

【施工実例:リビングから魅せるビルトインガレージが主役の家】

 

・屋上バルコニーやボルダリング壁で暮らしかたが広がる家

K様邸外観

2階の屋根をスカイバルコニーにしたK様邸。こちらも陸屋根を活かしたボックス型のスタイリッシュな外観です。

K様邸屋上バルコニー

屋上は芝生もありお子さまの遊び場や家キャンプに最適。出入りしやすい間口の広いドアもポイントです。

K様邸ボルダリング壁

リビングにはボルダリング壁を設置。アクティブな家族がおうち時間を思い切り楽しめる工夫がたくさんの間取りです。

【施工実例|屋上バルコニーやボルダリング壁で暮らしかたが広がる家】

 

・第二のリビング、屋上バルコニーのある家

千葉県香取市小見川モデルハウスの屋上の実例です。開放的な屋上バルコニーは、空の下の第二のリビングとして家族で過ごす時間を楽しめます。間口の広い出入り口と、吹き抜けに光を届ける横長のハイサイドライトもポイントです。

【施工事例|香取市小見川モデルハウス】

 

■まとめ|屋上のある家は専門知識・技術・実績のある住宅会社で建てよう

屋上のある家の間取りのポイントと、屋上、スカイバルコニーの後悔を防ぐ仕様のチェックポイントについて解説しました。屋上ならではの間取りや仕様の注意点やメンテナンス方法を知っておくことで雨漏りなどのトラブルや使わなくなってしまうといった失敗を防げます。

木造住宅で屋上のある家を建てたい場合は、屋上やスカイバルコニーの施工実績のある工務店や住宅会社に依頼するのがおすすめです。ホームページなどで施工事例をチェックするほか、モデルハウス見学、完成見学会などに参加して、専門的な知識と技術を持っているか、木造で屋上がつけられる強度のある構造か、アフターケアの対応はどうなっているかなどを詳しく質問してみましょう。

ファンズライフホームは創業100年以上の経験をもとに、お客様にピッタリなプランをご提案します。千葉県・茨城県の住まいづくりは、ぜひお気軽にご相談ください。

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