マイホームに取り入れたい「ニッチ」のメリット・デメリット
新築一戸建て・注文住宅・二世帯住宅・平屋住宅・リフォームをご検討中の皆さま、こんにちは♪
今回は、家づくりを進める中で「ニッチ」と呼ばれるスペースの活用についてお話しします。おしゃれで実用的なニッチを取り入れることで、家全体がさらに素敵な空間になります。
ニッチとは?
「ニッチ」という言葉は、フランス語の「niche」に由来し、隙間やくぼみ、小さな部屋を指します。住宅においては、壁面の一部をくぼませて作り出したスペースのことを言います。例えば、玄関やトイレの壁にニッチを作り、スイッチをまとめたり、小物の収納を設けたりすることができます。
家の設計において、ニッチは単なる収納スペースではなく、デザイン性を高める要素としても人気です。デザインと実用性を両立させたニッチは、家の中をよりすっきりとした印象にし、暮らしを便利にしてくれます。
ニッチのメリット・デメリット
ニッチを取り入れるメリット
- 動線を邪魔しない収納スペース
壁のくぼみを利用した収納スペースのため、動線を邪魔しないというのが大きなメリットです。特に狭い廊下や玄関など、スペースが限られている場所において、壁の内部を利用することで、コンパクトな収納スペースを作ることが可能です。例えば、玄関にニッチを作ることで、鍵や手袋、スリッパを収納する場所を確保し、生活の動線を快適に保つことができます。 - おしゃれなアクセント
ニッチは、インテリアデザインのアクセントとしても効果的です。ニッチ内に照明を設置したり、アクセントクロスを使ったりすることで、おしゃれなポイントを作ることができます。また、トイレや洗面所などの限られた空間でも、ニッチがあるだけで視覚的な広がりを感じられ、スタイリッシュな印象を与えることができます。 - スイッチ類をまとめてスッキリ見せる
ニッチの中にスイッチをまとめて配置することで、壁面がスッキリとした印象になります。特に、複数のスイッチやリモコンが必要な場所では、ニッチにまとめて設置することで、乱雑さを抑え、見た目を美しく保つことができます。
ニッチのデメリット
- 薄い壁や外壁面には作れない
ニッチを作成する際、壁をへこませてスペースを作るため、外壁面や壁が薄い場所には設置が難しいことがあります。外壁や構造壁にニッチを設置する場合、構造に影響を与える可能性があるため、事前に十分な計画が必要です。 - 動線が悪くなる場合も
ニッチにスイッチ類をまとめることで見栄えは良くなるものの、スイッチの場所が特定の位置に固まってしまうと、使い勝手が悪くなることがあります。例えば、各部屋の出入り口付近にスイッチがない場合、スイッチのある場所まで移動して操作しなければならず、動線が悪くなる可能性があります。 - 追加費用がかかる
ニッチを設置するには、通常の壁工事に追加して費用がかかる場合があります。特に、設計段階でニッチを取り入れることを決めなかった場合、完成後に追加でニッチを作ると、さらにコストが増加することがあります。家づくりの早い段階で、ニッチを設置するかどうかを検討し、設計に反映させることが重要です。
ファンズライフホームでできること
ファンズライフホームでは、多くのお客様がニッチを取り入れたマイホームを実現されています。例えば、玄関にスリッパを収納するスリッパニッチや、リビングに雑誌を整理するマガジンニッチなど、さまざまなタイプのニッチがあります。デザイン性だけでなく、実用性も兼ね備えたニッチを取り入れることで、暮らしやすくおしゃれな空間を作り上げることができます。
ご自身の家にどんなニッチを取り入れたいか、どのように活用したいかをしっかり考えた上で、ぜひご相談ください。お客様のライフスタイルに合わせた最適なニッチをご提案させていただきます。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター