地震や台風により強い平屋を手に入れるために
地震や台風に強い平屋は、近年人気が高まってきています。それは2階建てや3階建に比べると建物が低く安定性があることから災害に強いと言われているためです。
また、平屋を検討する際に土地選びから始める場合は、その土地の地盤がしっかりしているかどうかを知っておくとさらに災害に強い平屋を手に入れることができます。
この記事では、平屋が地震に強い理由と土地選びのポイントについてご紹介します。
地震や台風に強い平屋の構造
平屋は構造上、長方形や正方形といったシンプルな間取りが多いため、地震が起こってどの方向から揺れたとしてもダメージを受けにくくなります。
また、建物が低いため台風による風雨にも強いというメリットもあります。
しかし、デザイン優先で重要な柱を減らしてしまうと、耐震機能が落ちてしまいます。
安心して暮らすには、ある程度デザイン性を取り入れながら耐震機能が保てるような家づくりが理想的です。
土地選びから平屋を建てる場合
土地選びから始める場合は、家を建てる前にその土地の地盤がしっかりしているかどうかを知っておく必要があります。
地盤調査は平成12年以降、義務化されていますが、一般的には土地を購入してから地盤調査行がおこなわれます。購入前に調査することも可能ですが、調査費用は自己負担になりますので注意しましょう。
また、土地購入の際の事前調査には、売り主と不動産会社の許可が必要となります。
事前に調べておきたいこと
自治体が公開するハザードマップなどを参考にしたり、近隣の住宅に不自然な歪みや壁のヒビなどがないか、チエックしたりしておきましょう。
一般的に地盤が軟弱とされる地名を参考にご紹介します。
窪(久保)、谷、沢、 下、 江、 海、 塩、 磯、 浦、浜、 島、 岸、 橋、 舟、 津、 池、沼、井、浅、芦、原、稲
良好な地盤には以下の文字が多く用いられています。
山、峰、尾、丘、台、高、上、曽根、岬、森
まとめ
平屋は、地震や台風に強いと言われていますが、土地から選ぶ場合は、地盤を確認しておくことが大事です。地名でも過去の土地の歴史がわかるので参考にしましょう。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター