失敗しない2階リビングの間取り|千葉県の建築実例
なんとなくおしゃれで便利なイメージのある2階リビングの間取り。しかし、インタネットで検索すると失敗したという声も少なくありません。
今回は2階リビングの間取り実例をもとに、失敗しないコツや注意すべきポイントを解説します。メリットもたくさん紹介しますので、これから注文住宅を検討する方はぜひチェックしていってください。
目次
■ 【千葉】2階リビングの建築実例
■ 2階リビングの良いところ
■2階リビングの注意点と対策
■2階リビングの間取りを使いやすくするコツ
■ 【千葉】2階リビングの建築実例
私たちファンズライフホームが実際に建築した、2階リビングの実例を写真付きでご紹介。
【事例1】千葉県香取市
2階への階段は玄関からすぐのため、動線の短い効率的な移動が可能。オープン階段で階上の自然光が玄関まで届くのも配置上のメリットです。
スタイリッシュな2階リビングは、高い場所の窓で採光とプライバシーを両立。
【事例2】千葉県成田市
ダイニングとつながった広い2階リビングは、明るい日差しがたくさん入る気持ちの良い空間。天井が高い吹き抜けの間取りは、2階ならではのメリットです。
周囲からの目線がなく、のんびりくつろげる空間に仕上がっています。
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■ 2階リビングの良いところ
2階にリビングをつくることは、たくさんのメリットがあります。まずは魅力ポイントやメリットを見てみましょう。
・日が当たりやすい
2階のリビングは位置が高くなるため障害物の影響を受けづらく、自然光が入る明るいリビングをつくりやすいのは大きなメリットです。特に市街地など隣の家が近いエリアでは、2階リビングを選ぶメリットも大きいといえるでしょう。バルコニーから眺める景色も、1階リビングよりいい物になるはずです。
・天井高を上げられる
2階が最上階の場合、屋根形状に合わせて天井高さを上げることができるのも魅力的なポイントです。1階リビングは2階に部屋が乗っているため、天井高さを上げるためには柱の延長など余計なコストがかかります。2階リビングなら屋根裏を利用できるため、少ないコストで吹き抜けや高い天井にすることができます。
・隣や周囲の目線が気にならない
周囲の家との位置関係や周辺道路の環境などによっては、隣人や通行人の目線が気になることがあります。2階リビングは、こうした周囲からの目線が気になりづらく、プライベート感を守れるのもメリットの一つ。
・広い空間をつくりやすい
上の階の荷重がかからない2階リビングは柱や壁の量が少なくて済むため、1階よりも広い空間をつくりやすいです。1階の場合通し柱や筋交いなどの構造物が多くなり、障害物の無い大空間をつくるのは難しいです。家族がのびのび過ごせる広いLDKを考えている場合、2階リビングがおすすめです。
・テラスとの相性が良い
前述したように日当たりが良く目線を適度に遮る2階リビングは、テラスとの相性・使い勝手が抜群です。広いテラスはリビングの続きのように使えて、天気の良い日に本を読んだりお茶を飲んだりしてくつろぎの空間に。市街地のお庭だとニオイや視線の関係で難しいバーベキューなども、2階リビングとテラスの組み合わせなら気軽に開催できますよ。
ファンズライフホームは大きなテラスやルーフバルコニーの間取りも得意としております。グランピングやハンモックなどの「おうちレジャー」の過ごし方もご提案させていただきます。
■2階リビングの注意点と対策
・老後の生活が大変
生活の中心であるリビングが2階にあると必ず階段を通らなければいけないため、足腰が弱くなる老後の生活が大変な点には要注意。キッチン・ユニットバス・トイレなどの水回りも2階に集める場合が多いため、老後を考えると不安という声が多いようです。
⇒【対策】ホームエレベーターが後付けできるように
2階リビングで老後も安全・快適に過ごせるようにするなら、ホームエレベーターの後付けも視野に入れましょう。リフォームで後付けできるホームエレベーターがあり、家の中につけるタイプや増築する外付けタイプなども用意されています。将来の後付けを見据えて設計しておけば、余計なコストを抑えて設置することができます。
スペースの関係で難しいなら、もう少し手軽に設置できる階段昇降機をつけるのも一つの手段です。使わない時は収納できるタイプもあるので、二世帯での暮らしなどにも対応できます。
・宅配を毎回受け取るのが面倒
最近はAmazonや宅配スーパーなどの普及で、生活がとっても便利になっています。宅配便を受け取る機会も増えているため、毎回2階リビングから降りて対応するのが面倒、という意見もあるようです。
⇒【対策】宅配ボックスをつける
2階リビングの家に限らず、最近の新築では宅配ボックスを設置するお住まいが増えています。配達員の方が荷物を入れて自動で印鑑を押せるため、手が空いた好きなタイミングで荷物を取りに行けます。不在の際も荷物を受け取れるなど、メリットの大きい設備です。
・夏場暑い
夏場の熱い空気は高い場所にたまるため、過ごす時間が長いリビングが2階にあると暑くて大変という意見も多いです。屋根にあたった直射日光が室内を熱するため、屋根裏の室温は60℃前後になることも。快適な室温を保つために、かかる光熱費もアップしてしまいます。
⇒【対策】断熱性能と風抜けを考える
2階リビングの夏の暑さ対策としては、断熱性能の確保と風の通りを考える2つの方法が有効です。
屋根・壁の断熱性能が高ければ、夏の日差しによる暑さを軽減することができます。新築を検討する際は建物の気密性・断熱性を計る「省エネ対策等級」もチェックしてみてください。ファンズライフホームの住宅は上限の「省エネ対策等級4」をクリアしています。
エアコンをつける前の初夏の季節を快適に過ごすためには、風の通りも考えた設計が大切。自由な間取りプランで窓や壁の位置まで考え、よく風が通る快適な家を作りましょう。自由なプラン設計ならファンズライフホームにお任せください。
・大きな家具の搬入が大変
ソファやダイニングテーブルなどの家具、テレビや冷蔵庫などの大型家電など、2階リビングだと大きな物の搬入が大変です。品物のサイズによっては搬入できないケースもありますし、配送業者によっては別途料金が発生してしまう事も。新しい家具や家電を買いに行く際も、メジャーを持って行って搬入まで考えないといけません。
⇒【対策】階段形状とバルコニー位置を考える
2階リビングへの搬入経路で問題となるのは階段が最も多いです。曲がり階段は通せる寸法が小さくなってしまうため、なるべく直線階段にしておくと搬入しやすくなります。廊下から階段の出入りも、なるべく直線的にした方が大きな物を通せるでしょう。
カップボードなど大型の家具が階段を通らない場合に備え、バルコニーからの吊り上げ搬入にも対応できるようにしておくと後悔が少ないです。吊り上げる機材車がバルコニーの近くまで入れれば、大抵の物はバルコニーの掃き出し窓から搬入可能です。
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■2階リビングの間取りを使いやすくするコツ
1階のリビングとはちょっと違う間取りの工夫をすることで、2階リビングはぐっと使いやすくなります。
・階段の位置は使いやすい場所に
2階リビングの間取りは階段を行き来する頻度が高いため、階段は使いやすい位置に配置することが重要です。例えば家の奥に階段を設置してしまうと、帰宅してからリビングまでの動線が長くなってしまい、暮らしづらくなってしまいます。階段は空いたスペースに配置しがちですが、2階リビングの場合はリビングと玄関の位置関係を考えて優先して配置しましょう。なるべく住まいの中心に配置してあげると、居室や水回りなどどこへでもアクセスしやすい便利な間取りになります。
・水回りも二階にまとめる
食事や朝の支度などに直結する水回りも、リビングと同じ2階にまとめると使いやすい間取りになります。2階の寝室で目覚めて1階の洗面で顔を洗い、2階のダイニングで食事をとるのは非効率ですよね。
トイレ・洗面・ユニットバス・キッチンの水回りは、できる限りリビングと同じ2階にまとめましょう。2階に洗濯機があると洗濯物をバルコニーに運ぶのが楽になるなど、家事動線も短く効率が良くなります。
1Fの寝室から近い場所にトイレが欲しい、といった場合は2か所にトイレを設置することも検討するのがおすすめ。
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◼まとめ:ライフスタイルに合わせた使いやすい二階リビングを
明るく広い空間をつくりやすい2階リビングの間取りは、家族が集まる団らんの場にピッタリ。階段の位置や老後の対応なども含め、ライフスタイルに合わせてしっかり作り込んで失敗を防ぎましょう。
自由なプランで使いやすい2階リビングをつくるなら、ファンズライフホームにご相談ください。定額制自由設計の「JUKE BOX」、注文住宅など複数のプランでご対応できますので、予算に応じた2階リビングのプランニングが可能です。
完成見学会や勉強会も開催していますので、お気軽にご活用ください。ご自宅からご利用いただけるオンライン相談も始めました。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター