リビング横の小上がり・和室のおしゃれな間取り|家事や子育てに便利なリビング続き間のメリット
一戸建て、マンション問わず今人気の、リビング横に和室(小上がり和室)のある間取り。LDKと和室を続き間にすることでお部屋が広く使えたり、家事や子育てのいろいろなシーンで使えたりととても便利です。
今回は、新築でリビング横の和室や小上がりをつくるメリットを実例とともに紹介します。
縦長リビング、横長リビングなどLDKの形別におすすめのリビング横和室のタイプについても間取り図付きで解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
■リビング横に和室のある間取りのメリット
■【間取り図付き】おしゃれなリビング横和室の施工事例
・小上がりタイプのリビング横和室の間取り実例
・横長リビングに和室を隣接させる間取り実例
・縦長リビングに和室を隣接させる間取り実例
■まとめ|リビング横の小上がり和室は利便性と快適性、開放感が大きくアップ!効率的で余裕のある間取りを求める人へおすすめ
■リビング横に和室のある間取りのメリット
初めに、リビング横に和室のある間取りのメリットを簡単にまとめてみます。
・続き間にするとLDKが広くなる
延べ床面積30坪の場合、LDKの広さの目安は3LDKで約20畳、4LDKで約15~18畳になります。
3LDK、4LDKで1つの部屋を4.5畳~6畳程度のリビングに隣接する和室(引き戸)の部屋にすれば、引き戸を開放するとLDK+和室の広い続き間ができます。
LDKを必要に応じて拡張できる続き間によって感じる開放感は思った以上に大きく、間取りが変わることで気持ちも切り替わると感じる人も多いのではないでしょうか。ちょっとした変化でも、家にいる時間が長い人にとっては重要なものだったりしますよね。
また、来客時に大勢でコミュニケーションを楽しみたい場合も、和室を解放することで窮屈にならずに済みます。
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・子育てや家事に便利
リビング横の畳スペースは、育児中の方や家事を効率よく行いたい方にもおすすめです。畳スペースでは洗濯物をたたむ、アイロンがけなどの家事ができ、リビングが散らかるのも防げます。また、子育て中の方にも次のようなメリットがあります。
畳スペースはお子さまの遊び場にぴったり
畳はフローリングと比較すると足に柔らかく、振動や音などの衝撃を吸収してくれます。
お子さまが走り回ったりおもちゃを使うときも、和室なら衝撃や音が響きにくく、硬いものを落としても傷がつきにくいので重宝します。
乳幼児のお世話スペースにも最適!
畳は0歳~の赤ちゃんにとっても優しい床です。フローリングのような冷たさがなく、適度なクッション性があるので、寝返り(ゴロゴロ期)やずり這い、ハイハイ期の赤ちゃんも安心して遊ばせられます。
室内では靴下を履かずに過ごすことも多い~1歳位までの時期も、裸足でもひんやりしない畳は重宝します。
また、乳児期はベビーベッドではなく「和室にベビー布団」でお世話できたのがよかった、という声も多く聞きます。乳児期の赤ちゃんは頻繁に授乳、オムツ換えが必要です。和室なら赤ちゃんの隣で一緒に寝ても体が痛くなりにくく、赤ちゃんの変化にもすぐ気づけます。
・回遊動線を作れる
和室には昔から引き戸(ふすまや障子戸)などが使われてきました。現代の新築の和室でも引き戸で隣の部屋や廊下と仕切る間取りがほとんどです。
和室の2方向に引き戸をつくると、引き戸を開放した時に2ヶ所から出入りできる(通り抜けできる)「回遊動線」ができます。
通常の動線と、和室を通る動線の2ヶ所を使い分けることで移動のショートカットや混雑解消などができて、生活の効率や利便性が上がります。
・来客時にLDKを隠せる(状況に応じて個室にできる)
リビング横の和室は、来客時の客間としても便利です。玄関ホールからリビングを通らず直接和室に入れる間取りにすれば、LDKに面した引き戸を閉めることで、客間として使えます。お客様にLDKの様子を見せたくないときや、LDKでの音を気にせず話をしたいときに役立ちます。
・畳の安心感、リラックス効果
和室ならではのメリットは、畳を肌で感じることによる気持ちよさや安心感です。前の家や実家に畳のあった人はもちろん、畳にあまりなじみのない小さなお子さまでも、柔らかくい草の良い香りがする畳はリラックスできるという声を多く聞きます。
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■【間取り図付き】おしゃれなリビング横和室の施工事例
次に、ファンズライフホームの事例から、小上がり和室、リビング横和室のある間取り事例を紹介します。縦長リビング、横長リビング両方の事例を間取り図付きで紹介しますので、お部屋のデザインとともにぜひ参考にしてくださいね。
・小上がりタイプのリビング横和室
事例①:平屋の4.5畳小上がり和室
<間取り図>
玄関と縦長リビングの間に小上がり和室を配置した平屋の間取り事例です。和室へはLDK側と玄関ホール側の両方から入ることができ、お客様にリビングを通ってもらわずに済みます。畳の下の引き出し収納も便利で、腰掛けやすい段差の小上がりです。
リビング側の引き戸を開放すれば広いLDKに変身。家族やお客様とコミュニケーションを楽しむ余裕のある空間になります。
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・横長リビングに和室を隣接させる間取り実例
事例②:横長リビングとつながる、回遊できる8畳の和室
<間取り図>
横長リビングの中央に8畳の和室を続き間で配置した間取り事例です。こちらも、玄関ホールからリビングを通らずに和室に入れるので、来客用の客間として使えます。引き戸を締め切っても窓があるので室内が暗くなりません。
事例③:琉球畳がモダンでおしゃれな6畳の多目的スペース
<間取り図>
縁のない琉球畳がおしゃれな和室を、横長リビングの奥に隣接させた間取り事例です。玄関ホールからも直接入れる間取りで、来客時にも便利です。
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・縦長リビングに和室を隣接させる間取り実例
事例④:縦長リビング横の二世帯住宅の和室(6畳)
<間取り図>
ご夫婦とお子さま2人、お母様の5人で暮らす二世帯住宅のリビング横和室の事例です。和室はLDKとお母様の寝室の間に位置し、必要に応じてそれぞれのプライバシーに配慮して上手に活用されています。
事例⑤:キッチン横の4.5畳和室で家事効率もアップ!
<間取り図>
リビングではなくあえてキッチン側に隣接させたLDK横の和室。キッチンはもちろん、洗面脱衣所とも近いので家事の助けに役立ちそうです。リビング(応接・団らん)とダイニングキッチン(プライベート・家事)のゾーン分けがはっきりしているのも暮らしやすさのポイントです。
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■まとめ|リビング横の小上がり和室は利便性と快適性、開放感が大きくアップ!効率的で余裕のある間取りを求める人へおすすめ
今回は、リビング横の小上がり和室や和室の続き間の間取りのメリットを実例付きで紹介しました。今まで畳に馴染みがなかったという人も、和室を入れることで動線が良くなったり、暮らしやすくなったりする場合もありますので、ぜひ一度検討してみてください。
また、30坪~35坪前後で、3LDK~4LDK程度の家を建てたい方にもリビング横の小上がり・和室はおすすめです。今回ご紹介した間取りやデザイン実例を参考にして、おしゃれで便利なリビング横和室の間取りを実現してくださいね。
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ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター