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断熱性能とは…?

こんにちは!
ハウジング重兵衛の小松崎です(^^)/
今年から営業から設計部に異動となりまして、ブログでは初登場となります♪
宜しくお願いいたします。

さて、前回の日下部より頂きましたお題は

「断熱性能について」

です!

 

よくニュースなどでも流れるので、皆さんも一度は聞いたことはあるでしょう、
ZEH(ゼッチ)、長期優良住宅、などなど…きっとエコなものなんだろうな!くらいの
認識の方は多いのではないでしょうか。

これらには明確な基準があるのですが、いろんな数値があったり、単語がわかりにくかったり
説明を見ても
「………で?」
とわかったようなわからないような気になってしまいます。
ただ、この基準を知ることで得られるメリットはたくさんあります!
これから家を建てる人はもちろんですが、リフォームでも大きくかかわってくるので、知っていて損はないです。
補助金、助成金なんかも大きく関わります。
自信はありませんが、頑張って解説してみます…!!

 

まず、断熱性能で一番重要なキーワードが

「UA値」

です。
難しそう…うえ~…と感じるかもしれないです(少なくとも私がそうです)が、
簡単に言うと

「熱の逃げやすさ」

です。数字が大きいほど、熱が逃げやすく、断熱性能が低くなります。

この数値によって、断熱性能が判定されます!
正確に言えばほかにもC値、Q値などもありますが、ここでは省略します…

そして、下の表が断熱性能を表にまとめたものです↓

 

(画像引用元:https://www.satohome.net/column/heat20-house)

 

横軸の1~8地域は地域によって求められる数値が変わるので、お住まいの地域を調べます。

 

そして大事なのは縦軸の断熱性能の名前ですね!
表でいうと、一番上が断熱性能が低いもの、下に行くほど性能が高まります。
この表ですと一番上が省エネ基準(H25年)となっていますが、法改正に伴い、新しくなっていっています。
いわゆる最低限レベルですね。

そして次に来ているのが「ZEH(ゼッチ)」
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略ですが、求められるUA値は表のとおりの数値です。
ただ、そもそもZEHとは

(画像引用元:https://www.lixil.co.jp/lineup/zehiot/zeh/)

 

上の通り、エネルギー収支をゼロにする!というもの。
その中の1つに断熱、という項目があるというわけです。
その基準値が表のほうのUA値、というわけですね。

このZEHクラスになってくると、補助金等優遇措置が出てきます。

そして、その上にあるのが

「HEAT20」

というものです。
ちょっと住宅業界に詳しい方、新築や大型リフォームをお考えの方は聞いたことがあるのではないでしょうか。
HEAT20というのは団体名ですが、そこの偉い人たちが、国で提唱する省エネ基準やZEH基準では手ぬるい!!
として、より厳しい水準を掲げたものです。

実際G1グレードをクリアしている住宅は1割にも満たない、というのが日本の現状だそうです。

日本は先進国、という印象は強いですが、こと建築においてはかなり遅れを取っています。
他の先進国ではG2クラスが当たり前という国も少なくありません。

数値ではわかりづらいので、ざっくりいうと、

G1: 10℃を下回らない性能

G2: 13℃を下回らない性能

G3: 15℃を下回らない性能

という感じです。G3にもなると、暖房1台つければ家全体が15℃を下回らない、と考えるとすごいな~と感じると思います。

 

 

さて、ここまですごく簡単に断熱性能についてみてきましたが、
ここで書いた内容は本当にざっくりですし、新たな基準が出る可能性もあります。

大事なのは、建築時・改修時にかかるコストと得られる性能・快適さ、プラス補助金等優遇制度、などなど
総合的に見て判断する、ということです。

私たちはこれらの総合的な知識をもとにご提案をしています。
建て替えか、リフォームか、今後の生活・人生を考えるうえで大事な判断にはなるべく多くの知識をもとに
多くの可能性を検討していきたいですね(^^)

 

それではこの辺で…

つづいては加瀬によります、
「1級建築士の、俺が住むならこんな家」
です。お楽しみに!!