おしゃれで住みよい新築の条件
新築をするにあたって、モデルルームの見学やネットや雑誌の情報で、イメージはどんどん膨らんでいきます。
しかし、おしゃれな家イコール、住みよい家とは限りません。
理想はおしゃれでありながら住みよい家です。
その家に住まう人たちの価値観によって、おしゃれで住みよい新築の条件は違ってきますが、新築する場合に抑えておきたい基本的なことをお伝えします。
家を建てる目的とは?
家を建てる目的は、そこに住まう人がハッピーであることです。
「家を建ててよかったな」と、幸福感にひたれる家こそが理想の家です。
住まいの第一条件は、雨風や地震、隣家からのもらい火などにも絶えて、住人を守る砦となる建物であることです。
おしゃれな家の定義はありません。
ファッションもそうですが、センスの良し悪しは、他人が決めるものではありません。
外壁を真っ赤にするなどは近隣に迷惑をかけるために控えるべきですが、内装は住まう人のおしゃれ感覚を生かせば、それでいいのではないでしょうか。
機能面をチエックしましょう!
夏は涼しく冬は暖かく、年中快適に過ごせる家が体にも負担がかかりません。
断熱性や気密性、通気性(換気)などの条件がクリアできているかどうかが大事です。
断熱性と気密性について
断熱性や気密性が高いと外気温の影響を受けにくく、冷暖房も効きやすくなり、光熱費の節約にもなります。
外からの熱が伝わりやすい屋根や壁、床に断熱材を入れたり、断熱性の高い玄関ドアや窓ガラスを設置するなどの方法があります。
通気性(換気)について
換気が良くないと、汚れた空気が室内に滞り、健康を害することもあります。
新しい家具や雑貨から発生する化学物質や、キッチンの漂白剤のにおい、整髪料など各種スプレーなどでも空気は汚れています。
また、日々の暮らしの中で料理作りは欠かせませんが、換気がうまくできていないと、いつも料理のにおいが充満している「クサイ家」になってしまいます。
家づくりの条件で一番大事なことは、家族がその家で健康的に生活ができることです。
次に大事なのは、家族全員の幸福感を満たすことです。
かなり難しいことかもしれませんが、例えば脱衣所と洗面所が一緒で、お風呂が隣接している場合など、朝シャワーをしたい人と洗面をする人が重なってしまうこともあります。
洗面所と脱衣所を区切ることで、ハラハラドキドキすることもありません。
その他にも、おしゃれと思って吹き抜けにしたものの、1日中のほとんどを1階で過ごすため、暖房が効きにくく電気代が予想以上にかかってしまったなどと言った、後日談も聞きます。
まとめ
おしゃれで住みよい新築の条件は、断熱性や気密性、通気性(換気)などの条件がクリアできている健康的な住まいであることです。
また、家族構成によって間取りや動線が考慮されていて、家族全員が幸福感や心のゆとりを感じられる住まいこそ、おしゃれで素敵な住宅と言えるでしょう。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター