平家はプライバシー確保が難しい?生活音が気にならない間取りについて
平家はワンフロアとなっているため、一人きりの空間を作ることが難しいです。もちろん部屋は仕切られていますが、防音室などになっていない場合には、生活音が聞こえますし常にリビングを誰かが歩いているような感覚になるかもしれません。
そこで、平家住宅でもあまり生活音が気にならないプライバシーを確保できる間取りについてご紹介いたします。
平家住宅でのプライバシーについて
平家住宅では、リビングから各部屋へ行く作りや、廊下を無くした間取りになる傾向にあります。2F建て住宅では各部屋と廊下を介して隔たりがあり、1Fとも離れているためプライバシーが比較的気になりにくいです。
そのため、平家の場合にはプライバシーの確保に気を配って設計する必要があり、開放的な住まいは実現できたけれども実際の生活にはストレスがあるという状況を避けなければいけません。
現代の住宅の場合には、高気密住宅ですので、ドアなどは隙間がある構造にする場合もあり、特に生活音などが気になるかもしれません。間取りを工夫することで、日々の生活のストレスを解消できます。
プライバシーを確保したおすすめの間取り
平家住宅でプライバシーを確保した間取りをご紹介いたします。家族の間でのプライバシーだけでなく、来客時にもあまりにも気を遣わなければならない住宅では気が休まりません。
そこで、各部屋が離れたような設計が一番の解消法になります。
コの字型の間取り
間取りをコの字型にすることで、部屋を離して配置したものです。玄関をコの凹み部分にすることで、玄関から入って左右に部屋がある間取りになります。このようにすることで、各部屋にいてもお互いの存在にあまり気を遣う必要がなく、生活音もそこまで気にならなくなります。
ただし、コの字型の間取りを実現するためには、比較的広い土地が必要になります。あまり狭い土地に建ててしまうと、1部屋をかなり小さくしなければならないなど広々とした空間が実現できなくなってしまいます。適した土地を所有している場合には、広々としつつもプライバシーを確保できるおすすめの間取りです。
ロの字型の間取り
住宅の中央に中庭を配置する間取りです。中庭があることで、各部屋が離れた構造になり、プライバシーが十分に確保できます。
ただし、中庭を作りますのでコの字型よりも広い土地が必要になります。
家族構成や生活スタイルを考えて、必要な土地の広さを手に入れ、理想の間取りを実現しましょう。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター