新築一戸建ての費用はどのくらい用意すべき?内訳を調査
新築一戸建てを購入する際は、人生の大きな買い物という事で費用をしっかり見積もりして購入すると思います。
しかし、内訳がどのくらいなのかわからないと、貯金からいくら出すのか、今からお金をいくら貯めれば目標に届くのかが分かりませんよね。 そこでこの記事では、新築一戸建ての費用と内訳をご紹介します。
新築一戸建てにかかる内訳は土地と建物代だけじゃない!
新築一戸建てを建設するときにまず頭に浮かぶのが、土地代と建物代ですよね。これは誰でもパッと浮かぶ費用だと思います。 しかし、家を建てる=人生の一番大きな買い物とも言われるように、実際はそれ以外にも費用が掛かりますので確認していきましょう。
まずは鉄板!土地代
当たり前ですが、家を建てるときには土地代が必要です。親や家が持っている土地を活用する、など特殊な事情がない限り、土地も購入しないといけなくなります。
実は、家を建設するのに建築費用とほぼ同等か、場所によってはそれより高くつくのがこの土地代。
東京のど真ん中や、首都圏の駅近物件などを狙うと、建築費用より坪単価が非常に高くなる可能性があります。
ちなみに国土交通省が発行している「地価公示」の平成31年の資料によりますと、
東京圏は1㎡あたり約24万円、大阪圏で約17万円、名古屋圏で約13万円の土地代がかかります。 もちろん東京圏でも、青梅市と新宿区では訳が違いますので、通勤圏内なのか、予算がどのくらいなのかに合わせて適切な場所を購入するといいでしょう。
建築費用
土地代と肩を並べる可能性があるのが建築費用です。建売住宅の場合はもう出来上がっているのである程度規定の値段で安く済むこともありますが、人気の注文住宅の場合は建売住宅とは違いオーダーメイド感覚になりますので、費用が膨大になりがちです。 建築費用に関しては、ローコストプランやハウスメーカーごとに基本プランも異なるので希望と照らし合わせて考えるといいでしょう。
設計料や仲介手数料、上棟式などの諸費用
家は土地と建築費用だけでは出来上がりません。
設計料は建築工事費の10~15%程度は取られますし、仲介手数料、印紙代、登録免許税や司法書士への報酬、地鎮祭や上棟式の金額など、諸費用はあれよあれよという間に数百万平気でかかります。
場合によっては水道やガスを引いてくるための工事などが必要になるので、もっと膨れ上がる可能性も。
家を建てるときにはこの辺をしっかりと加味しないと大変な目に遭います。 実際に土地代と建築費用しか考えずに家を建ててしまい、あとからローンが思ったより高くついてしまったり貯金が底をついてしまった家庭もありますので、この諸費用もしっかり計算に入れておきましょう。
新築一戸建ては余裕を持った予算で建築しよう
新築一戸建てを建設するときには、予想外に予算がかかることが分かりました。
諸費用については契約前にハウスメーカーの担当営業などが概算を出してくれたりアドバイスをくれますので、しっかりと確認しましょう。 また、便利な場所に住みたいからと言って立地ばかりを気にすると、建築費用に手が回らなくなり、非常に小さく住みづらい家になってしまいますので、こちらも注意しておきましょう。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター