新築一戸建ての物件を選ぶ際のポイント
新築一戸建ての物件選ぶ場合、どのようなポイントを意識したらよいのでしょうか。
注文住宅や建売住宅にかかわらず、住宅購入後は、安心で安全であり、快適な生活をしたいと誰もが思っています。
そのための簡単な予備知識をお伝えします。
地震や自然災害の際に危険が少ないか
地震や自然災害はどこに起きるか予測できませんが、毎年台風の度に水害に遭ってしまう土地や、地震に遭いやすい土地は、避けるのが無難です。
役所のホームページで,過去の土地の利用状況を調べたり図書館で古い地図を見たりすると、購入しょうとする土地が、沼地であったことや、土砂災害に何度か遭っているなどが分かります。
建売住宅を購入する場合は、何ヵ所かを見てまわり,比較検討して選べますが、注文住宅の場合で土地から購入する場合に詳しく状態を把握するには、専門家へ地盤調査の依頼が必要です。
その他に物件選びにおいてチエックしておきたいこと
最寄り駅からの距離、周辺環境、公共施設や病院の有無、治安、将来的な資産価値などが思い浮かびますが、気になるチエックポイントは人によって違います。
例えば、スーパーやコンビニが近くにあると便利だと思う人もいれば、賑やかなのは苦手な人もいます。
物件を選ぶ際には、そこに住まう人にとって、快適かどうかで選ぶようにしましょう。
また、建築基準法によって、建物を建てるためには幅員4m以上の道路に敷地が2m以上接していなければならないとされています。
近年では、法律上不都合な物件はほとんど販売されていませんが、必ず確認するようにしましょう。
住宅性能表示制度について
住宅性能表示制度とは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」です。
国に登録した専門機関の評価員が、共通の評価方法で性能を確認し等級や数値などを示します。
新築一戸建ての場合では、設計書などをもとに評価する「設計住宅性能評価書」と、建物の施工段階・完成段階の調査も行う「建設住宅性能評価書」があります。
住宅性能評価書を取得すると、地震保険料の割引が受けられます。
また、建設住宅性能評価書が交付された新築一戸建て住宅は、購入後にトラブルなどが生じたとき、国が指定する住宅紛争処理機関(各地の弁護士会)に紛争処理を申請できます。
なお、「住宅性能評価機関」として国に登録した専門機関に依頼すると、新築一戸建ての場合は、10万円~20万円の費用がかかります。
しかし、建売住宅の場合には、不動産会社等が費用を負担して住宅性能評価を受け、「住宅性能評価価書付き住宅」として販売するケースもあります。
まとめ
新築一戸建ての物件を選ぶ場合、面倒なようですが、上記のようなポイントを抑えておくと、後悔せずにすみます。
住宅購入後に安心して暮らすためにも、簡単な予備知識を得ておきましょう。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター