後悔しない新築リビングの収納間取り|千葉県・茨城県の収納ハウス実例
新築の間取りで意外と難しいリビングの収納量と使い勝手。寝室や子供部屋はクローゼット一つでいいけど、リビングにどれくらい収納が必要なのかイメージしにくいですよね?よく考えずに作ると以外に収納不足になりやすい場所なので、しっかり検討してスッキリしたリビングに仕上げましょう。
今回はリビングに収納を作る間取りのアイデアや、実際の新築事例からリビング収納の間取りをチェックしていきます。
目次
■リビングの収納は不足しがち
■便利なリビング収納のアイデア
■新築に造作収納を作るメリット
■おしゃれなリビング収納実例
■リビング収納を考えるポイント
■リビングの収納は不足しがち
新聞や雑誌、映画やお子さん用のDVDなど、リビングはたくさんのアイテムがあるため意外と収納不足になりやすい場所です。建売や分譲マンションではリビングに小型の収納しかないケースが多く、あとから市販の棚やテレビボードを設置して補うことになります。
買い替えしやすい市販の収納棚はメリットもありますが、せっかく自由設計の新築を建てるなら造作収納を最初からつけておくのがおすすめ。たっぷりの収納をスッキリつくることができて、おしゃれなリビングの空間づくりにもつながります。
床面積的に大きな収納を作るのが難しい場合、デッドスペースを活かした収納をつくるテクニックもあります。リビングの間取りは日当たりや広さだけに注目するのでなく、収納量にもこだわって使いやすくおしゃれに仕上げましょう。
■便利なリビング収納のアイデア
使い勝手の良いリビング収納の定番アイデアやテクニックをピックアップしました。間取りやライフスタイルに合わせて採り入れてみてください。
・床下が収納になる畳小上がり
ちょっとした腰かけやお昼寝スペース、来客時の応接スペースなど多目的に使える畳の小上がりは、段差を利用して収納量をアップできます。高さを活用することで床面積を使うことなく収納を作れるおすすめのテクニックです。小さなお子さんが居るご家庭では、おもちゃやお昼寝用のブランケットなどをしまっておく便利な使い方が可能です。
・スキップフロアの高さを活用
高さの違うフロアをつなぐスキップフロアも、段差を活用してリビングの収納量を増やすおすすめの間取り。小上がりより大きな空間が生まれるため、掃除用品や扇風機にストーブといった季節家電まで多目的に使えます。1階と2階の間に中二階をつくって、大型の収納スペースにすることも可能です。
・大型の壁面収納
壁一面に配置する壁面収納は、お部屋に凹凸が生まれずスッキリおしゃれに仕上がるのが特徴。テレビやオーディオに合わせてピッタリつくることができるので使い勝手もばっちり。背の高い収納は地震による転倒が心配ですが、壁と柱にしっかり固定する壁面収納なら心配ないのも大きなメリット。
・大きな共有ファミリークローゼット
少し前までは各部屋のクローゼットにそれぞれのアイテムを分けて収納するのが一般的でした。最近は家族共有のファミリークローゼットの間取りが人気になりつつあります。
リビングと隣接する場所にファミリークローゼットを設け、各部屋につながる扉をつければ朝の支度がスムーズにこなせます。畳んだ洗濯物を各部屋に配る手間が省けて、毎日の家事負担軽減になるのも大きな魅力。
・階段下のデッドスペース収納
2階建て住宅の階段のデッドスペースを活用するのは定番の収納間取り。天井が低く斜めになるため居住スペースとしては不便ですが、収納にすれば掃除機やモップなど背の高いアイテムもしまえます。壁でふさいでしまうともったいないので、ぜひ収納として活用してみましょう。
・壁厚を利用した収納
室内の壁厚を利用すると、ちょっとしたアイテムを飾ったりしまったりできる便利な収納を作れます。もともと石膏ボードでふさがれている空間なので、たくさん作っても床面積を消費しないのがメリット。雑誌や新聞を置くマガジンラックにしたり、失くしやすいテレビのリモコン置き場にしたりとリビングでの使い道もたくさん。
自由設計・注文住宅の建築事例一覧
■新築に造作収納を作るメリット
市販のキャビネットを購入して設置するのではなく、新築時に造作収納を作ることのメリットをピックアップしました。
・地震で倒れない
柱や壁にしっかりと固定されている造作収納は、地震による倒壊の心配がないのは大きなメリット。市販の棚で耐震性を確保しようと思うと、耐震用の突っ張り棒を設置する必要があるため見た目が少し悪くなります。後から処理をすることなく安全性を確保できるのは、新築時の造作収納ならではの魅力ポイントです。
・ホコリがたまらない
市販の収納を置くと、壁や天井とのすき間にどうしてもホコリが溜まってしまいますが、ピッタリつくる造作収納はすき間なくキレイな状態を保てます。すき間にたまったホコリはダニやゴキブリが住み着くケースも多いため、造作収納は清潔で健康な空間づくりにも役立ちます。特に地面に近い場所を歩き回るネコちゃんやワンちゃん、小さな赤ちゃんが居るご家庭では安心につながるポイント。
・デザインがスッキリおしゃれ
最近は市販の収納も安くておしゃれなデザインのものが増えていますが、リビングに設置すると凸凹ができるためどうしても圧迫感が生まれます。新築時につくる造作収納は、凸凹なく壁にスッキリおさまるため、おしゃれな空間を壊さないのも大きなメリット。建材メーカーを揃えれば室内ドアと収納の扉カラーを揃えることもできるため、全体的な統一感を出せるのもおしゃれポイントです。
・リビングが広く見える
たっぷりの収納量を設けたリビングは、物があふれださずにいつでもスッキリ広々した雰囲気を維持できます。特にデッドスペースを活用して床面積を消費しない収納をたくさん作っておくと、お子さんの成長でアイテムが増えても対応することができます。
■おしゃれなリビング収納実例
2階リビング階段の袖壁を利用したおしゃれな本棚収納です。既存の壁厚に少しプラスするだけで、たっぷりの本を収納できる棚として活用できます。壁厚を活用すると床面積を節約しておしゃれな収納を作れるので、ぜひマネしてみてくださいね。
リビングに隣接するキッチンカウンターの厚みを利用して、おしゃれなマガジンラックに仕上げました。底板をつけずフローリングとつなげることで、お子さんのおもちゃをしまうバスケットなども収納できます。
リビングと隣接する畳の小上がりを設置して、大きな押し入れで収納量を確保しています。リビングで使うストーブや扇風機といった大きな季節家電も収納できて、すぐに出し入れできるため便利ですね。個室として使える間仕切りをつけているので、お子さんが成長したときの子供部屋として使っても収納不足になりません。
JUKEBOXの建築事例一覧
■リビング収納を考えるポイント
使いやすいリビング収納で、便利&おしゃれな間取りを作るためのコツやポイントを覚えておきましょう。
・リビングでよく使うアイテムを収納する
使いやすい収納プランを作るためには、アイテムを使う場所の近くにつくるのが基本。極端な例ですが、リビング収納にアウトドア用品を入れしまったらただの「物置き」になってしまいますよね。
リビングでよく使い、近くにあると便利な物をリストアップして、必要な物をサッと取り出せる収納に仕上げましょう。
・少し大きめでライフスタイルの変化に対応
リビング収納に限った話ではありませんが、将来まで見据えて使いやすく仕上げるためには少し大きめに作っておくのがおすすめ。例えばリビングでヨガなどのフィットネスを始めると、収納するアイテムが増えます。ギリギリサイズの収納だと、アイテムが増えたときパンパンになってしまい、奥の物がスムーズに出し入れできません。収納するアイテムをリストアップしたら、少し余裕のあるサイズで収納を作りましょう。
・「収納は1部屋に1か所」という考えは忘れる
寝室や子供部屋の場合1部屋に1つクローゼットをつくることが多いですが、床面積の広いリビングの場合、1つの収納がベストプランとは限りません。例えばテレビやソファの近くに一つ、廊下や玄関からの出入り口に一つ、といった具合に複数作った方が便利なケースも。大きな収納をドンとつくるのも一つの選択肢ですが、小さな収納をいくつか作った方がリビングの場合便利に仕上げやすいです。
最の建築事例一覧
■まとめ:使いやすいリビング収納を作って快適&おしゃれな暮らしを
新築の間取りで意外と後悔につながりやすいリビング収納。モノがあふれずスッキリした状態を保つために、家族の人数やライフスタイルに合わせてしっかり計画しましょう。
ファンズライフホームは創業120年以上積み重ねた経験をもとに、ご家族に合わせた使いやすい収納プランをご提案します。いまのお住まいに関する不満やご要望など、どんなこともヒントになりますのでお気軽にご相談ください。
千葉県香取市には、収納アイデアをたっぷり盛り込んだモデルハウスもご用意しています。実際の生活に役立つ収納テクニックをぜひご体感いただき、理想の住まいづくりにお役立てください。お待ちしております♪
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター