平屋のデメリットを解消するために
「建て替えるなら平屋がいい」と、多くの人が思っているようです。
まぜなら、ワンフロアなので、階段の上り下りによる怪我などの心配もなく、外とのふれあいも多く、自然とともに心豊かに過ごすことができるからです。
一方、平屋にするか2階建てにするか迷っている人の中には、防犯面での不安や、家族間のプライバシーの確保がしにくいのではないかと言った題点が挙げられています。 平屋を建てる際には、事前に不安や心配を解消しておきましょう。
平屋の防犯対策
平屋は子育て中の若い世代やリタイア後のシニア世代に人気がありますが、2階建て住宅以上に防犯対策が必要です。 平屋の建築を多く手掛けてきた住宅会社を選び、防犯対策が充実した業者のアドバイスを受けるようにしましょう。
窓対策
防犯フィルムや2重ロック、2重窓、シャッター、風を通すスリット付きのシャッターなどがおすすめです。
屋外対策
敷地に砂利を敷くと、歩くたびに音がします。
防犯照明をなるべくたくさんつけると、侵入者は敬遠します。
周囲を外から全く見えないほどの塀で建物を囲ってしまうのは、敷地内にいったん侵入されると、泥棒などの犯人にとって仕事がしやすくなります。 植栽や木のフェンスなどでのゆるい囲いなどを検討しましょう。
洗濯もの対策
干した洗濯ものが見えやすいと、住人の家族構成が分かりやすく、女性と子供だけの世帯や老夫婦、ひとり暮らしなどは、ターゲットの対象になりやすいようです。 室内に洗濯を干すスペースを作ると安心です。
平屋での家族のプライバシー対策
ワンフロアで家族が暮らすのは、子どもが小さいうちはメリットが多いものの、ある程度の年齢になると、家族感のプライバシー対策も考える必要が出てきます。 また、夫婦ふたりのシニア世代からも、それぞれの趣味の違いなどから、いつも一緒にいるのは「息が詰まりそう」といった声が聞かれます。
間取りの工夫
親子の部屋を隣接せずに廊下やリビングをはさむなど、子供の成長を考慮した間取りを
設計の段階で検討しておきましょう。
また、シニア世代もそれぞれが別の趣味を持っている場合は、お互いが気を使わなくてもいいように、趣味の部屋を確保することを検討しましょう。 楽器が趣味なら防音室や、インスタなどで自撮りのコーデネートなどの写真をアップするのが趣味なら、大きな鏡のある部屋などを作れば、お互いの存在を気にせず趣味の世界に浸れます。
まとめ
周りに高い建物が立っていると、窓から日光が当たりにくい場合があります。
平屋を建てる際には、現在の周辺の環境や、今後の都市計画を調べておく必要があります。 陽当たりがあまり期待できないようなら、設計の段階で天窓をつけるなど、工夫をしましょう。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター