実は鉄よりも強度がある「木」
今回は家を構成する素材、木についてです。
家の構造の要である木材は、柱や土台など様々な場所で使用して完成していきます。
その木は、実は火災時など鉄よりも強度がある事はあまり知られていません。
木は燃料にもなることから、火に弱い素材と思われていますが、実際に燃焼実験を行うと、木は鉄などより強度の低下が遅いという結果で出ています。
木はある程度の厚さがあれば、いったん燃えると表面が焦げて炭化層を形成します。
これによって内部まで延焼しにくいため、強度が鉄に比べ低下しにくく、火災時も結果的に構造体が残りやすくなります。
一方、鉄は火災レベルの熱(800℃以上)を受けると急激に強度が低下して、変形してしまう事が実験でも検証されています。
また、コンクリートや鉄は経年劣化とともに強度が低下しますが木は充分に乾燥した状態を保つことで、長持ちします。
同じ重さで引っ張り強度を測定すると、木は鉄の4倍、コンクリートの約200倍もの強度があります。
実は鉄よりも燃える速さが遅く、強度がある木材。
今回ご紹介した木材のほか、fun’s life homeの家づくりは成田、旭、鹿嶋の各ショールームで構造を見える化してご紹介しています。
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