平家住宅のメリットと注意点|快適な住まいを手に入れよう
平家住宅は、1Fのみで生活ができるため広々と庭も活用した住まいをイメージされる方も多く非常に人気です。広い土地を所有することができれば、一度は住んでみたいと思いますよね。
平家住宅を建てようと考えている方は、そのメリットだけでなく注意点について知った上で設計してみましょう。建ててから想定していなかった不満点が出てきた、ということにならないようにメリットと注意点についてご紹介いたします。
平家住宅のメリット4選
平家住宅は多くのメリットがあり、どのメリットを一番に考えるかで間取りや住宅の形を考えることになります。
①バリアフリーな設計
1Fのみであるため、段差を全くなくした作りにすることができます。家族構成が変わったとしても、長年安心して住むことができます。小さい子からご高齢の方まで住みやすい住宅となります。
②特殊な間取りを取り入れやすい
コの字、ロの字などの住宅の形を取り入れて、庭を大きく活用した設計にすることもできます。生活を第一に考えた特殊な間取りにできるのは、平家ならではと言えます。
③耐震性が高い
建物の高さが低くなりますので、耐震性も高くなります。地震だけでなく台風にも強い作りと言えます。災害に強い住宅は、より安心して生活することに寄与してくれます。
④天井高を確保できる
2F建ての場合には、2F床があるため天井高を制限されてしまいます。一部を吹き抜けにすることもできますが、リビング全体を吹き抜けにするには難しいと言えます。
平家の場合には、天井高を気にせずに設計することも可能です。屋根スペースも利用すればより開放感のある天井を作ることもできます。
平家住宅は、1Fのみの設計になるため住宅形状や間取り、庭を比較的自由に設計できます。敷地面積に余裕があることが条件にはなりますが、贅沢な空間を作ることができます。
平家住宅を建てる上での注意点3つ
平家住宅は人気ですが、実際に建っている数は少ないです。デメリットや注意点があるため、ここでは3つご紹介いたします。
①敷地面積が40~50坪以上必要
建ぺい率を考えると50坪の土地に、30坪の平家住宅を建てることができます。つまり土地が広くないと、十分な住居スペースを確保した平家住宅を建てるのは難しくなります。
②プライバシーの確保に注意
1Fだけで生活しているため、外からの視線が気になる場合があります。外構の設計で工夫して、生活空間が見えすぎないようにする必要があります。
③建設費用が高くなる
平家住宅は、基礎部分が広くなるため建設費用も比較的高額になります。外構工事もプライバシー確保のためにきちんと設計する必要があるため、全体コストは高くなる傾向にあります。
注意点は設計士と相談しよう
実際に住んでから不満が大きくなることは避けたいです。以上のような注意点について、設計士と入念に相談し快適な住まいを手に入れましょう。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
新築を中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター