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平屋の外観は屋根で個性が出る

平屋は、2階建て住宅に比べて屋根が大きいので目立ちます。

また、外部から見る時、2階建て住宅や3階建て住宅に比べて目線が下になるため、屋根の存在感がダイレクトに伝わります。 屋根の形が決まれば、外壁や庭などの外観がほぼ決まってきます。

屋根へのこだわりが平屋の魅力を上げる

屋根の形にこだわると、簡単に魅力的な住まいを手に入れることができます。 平屋にむく、おおまかな屋根の種類についてお伝えします。

切妻(きりづま)

スタンダードな三角屋根の形が、機能性に優れた「切妻(きりづま)」です。

雨が屋根に溜らず、流れやすいため、雨漏りのリスクが少ないのが利点です。 また、三角屋根の場合は、新築の際にコストが抑えられるのも魅力です。

陸屋根(ろくやね)

陸屋根(ろくやね)は、勾配のない屋根です。

工夫次第で屋上菜園や趣味の天体観測、アウトドアリビングなどに利用できます。

ただ、屋根に勾配がないため、雨漏りのリスクが高いのが難点です。 屋上の有効利用をしたい場合は、徹底した防水処理を施し、定期的な塗装などで、メンテナンスを行い、機能性を保つようにしましょう。

寄棟(よせむね)

寄棟(よせむね)は、4つの屋根がそれぞれ下に向かって流れているため、雨が溜まることもなく、風や強い日差しも分散させてくれます。 歴史的にも古く品格があるデザインですが、屋根裏利用を考える場合は設計の段階で検討しましょう。

片流れ屋根

片流れ屋根は、屋根の一面のみが傾斜している大胆なデザインです。

太陽パネルの利用などに向いています。 ただし、屋根のない面は、太陽光や風雨の影響を受けやすい難点があります。

屋根が持つ雰囲気に合わせた外壁や庭づくりを

センスのいい家づくりのためには、屋根、外壁の素材や色、外構や庭などのバランスがとれていることが大事です。

設計の段階で、早めに担当者に希望を伝えておきましょう。

外壁は外からよく見えるので、屋根の形と外壁の色がミスマッチだと、せっかく新築した平屋も品格が落ちてしまいます。

外壁の色によって印象は違ってきます。白やベージュにすると明るく清潔な感じがし、黒やグレーなどにすると落ち着いた感じがします。

また、庭づくりもセンスが問われます。

小さな平屋に高すぎる樹木や、植えすぎの草花は雑然としてまとまりのない庭になってしまいます。 縁側やデッキなども取り入れ、木々や草花との調和の取れた庭づくりが理想的です。

外壁の素材

窯業系サイディング、金属系サイディング、セラミック系サイディング、樹脂系サイディング、木質系サイディング、トタン、スタッコ、リシン、吹付けタイル、タイル、天然石材、レンガ、モルタル、ALCなどがあります。 素人判断ではなく専門家の意見を聞いて選びましょう。

まとめ

平屋の屋根のインパクトはかなり強いため、まずは好みの屋根の形を決めることをおすすめします。

屋根の形や素材が決まれば、それに合った外壁や庭などのイメージがわいてきます。 雑誌やネットなどであれこれ思案するのも、楽しみの一つです。

ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール

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