新築注文住宅に値引きは可能か

注文住宅も値引きは可能ですが、建て売り住宅と違って交渉しづらいものです。

しかし、床面積が大きな家や、オプション設備が多い家は、比較的値引き交渉に応じてもらえるようです。

平均的な住宅でも値引きは可能ですが、安易に値引き交渉をして、手抜き工事に繋がってしまうと本末転倒になってしまいます。 この記事では、注文住宅を建てる際の工務店やハウスメーカーの割引率についてお伝えします。

地域の工務店の値引き率の相場

地域に密着した工務店は、ハウスメーカーに比べて値引き率は低く、相場は見積額の約3％程度です。

地域に密着して商売をしている工務店は、材量や技術の手を抜くと悪評が建つのはもちろんのこと、施主によって大幅な値引きをしてしまうと、不信感を持たれてしまいます。 工務店の値引きは約3％ですが、ちょっとした棚をつけてもらうなどの技術的なサービスは、交渉次第で可能な場合もあります。

建て売り住宅の値引き率がいいのはなぜ？

建て売り住宅は、家が出来上がってから販売するため、売れ残りの可能性があります。

そのため、建て売り住宅の完成から長期間経過している場合は、値引きを行ってくれることが多いようです。 また、半期決算の時などは、値引きをしてでも売り上げを上げたいため、値引き交渉に応じてもらえる可能性があります。

大手ハウスメーカーの値引き率の相場

大手ハウスメーカーの値引率は、各社規定で決まっていて、見積額の3～8％が相場です。 ハウスメーカーでは、家の材質などの規格が決まっており、値引き交渉されても材質を替えるわけにもいかないので、8％の値引き率なら十分な値引きと言えます。

キャンペーンやモニター制度の利用

ハウスメーカーによっては、期間限定で定期的な値引きキャンペーンを実施しているので、上手く利用すると安く手に入れることができます。

その他にも、モニターを募集している場合は、モニター制度を利用することによって、通常よりも安く家が建てられます。 このモニター制度とは、施工中の写真の公開や、完成後の家の公開などです。

まとめ

無理な値引き交渉より、品質の確保が大事です。

値引き率は、地域直結型の工務店なら3％、大手ハウスメーカーなら3～8％が限度と理解しておくと、知らないところで品質を落とされることはありません。 また、単に金額を差し引いてもらうのではなく、望みのオプションをつけてもらう交渉をすると、案外すんなりと受け入れてもらえることもあるようです。家は高価な買い物なので、値引きは魅力的ですが業者とは気持ちの良い取引を行いたいものです。